産廃・不用品の処分についての疑問にお答えします!

【原付バイクを処分する方法教えます!】原付バイクの処分はどうしたらいい??具体的な手順をご紹介します!

原付バイク処分はどうしたらいい??具体的な手順をご紹介します!

「原付バイクが壊れた」「乗り換えで不要になった」などの理由で、原付処分にお困りではありませんか?乗らなくなった原付でも、正しく手続きをしなければ持ち主が不利益を受けてしまいます。では、どのような手続きをするとよいのでしょうか?
 この記事では、原付を処分する際に必ず行わなければいけない車体の処分と抹消手続きについて紹介します。使わなくなった原付の処分で不利益を受けないよう、ぜひ参考にしてみてください。

【原付バイクを処分する方法教えます!】原付を処分する際はまず売却できないか検討する

原付を処分する際はまず売却できないか検討する

はじめに、車体の売却について紹介します。原付を処分したいものの、車体をどうやって処分するか悩んでる方も多いのではないでしょうか。そこでおすすめしたいのが、『買取依頼』です。
原付は、動かない場合、車体が古い場合でも売却できる場合があります。乗り換えを検討している場合は、新しいバイクの購入資金の足しにもなるので、是非、検討してみて下さい。
『動かない原付でもどうして売却できるの?』という疑問を持たれる方のために紹介しておくと、以下のような理由があります。

・修理して販売

・分解して使用可能な部品を取り出し、販売

・修理して海外へ輸出

国内での買取実績が多い『バイク王』や『バイクランド』に査定依頼をして、買い取ってもらえないか確認してみましょう。買取実績が多い業者は、それだけ販売ルートを持っています。そのため、高値で買い取ってもらえる可能性が高いです。是非、検討してみて下さい。

【原付バイクを処分する方法教えます!】原付の車体を引き取ってもらう方法

原付の車体を引き取ってもらう方法

次に、買取依頼以外で車体処分をする方法の紹介です。処分に費用をかけてもよいか、原付の運搬手段があるかによって、どの方法を選べるかが変わってきます。『売却できなかった』『処分に費用をかけられない』など、ご自身の事情にあった処分方法を選びましょう。

・指定引取場所へ持ち込み

原付を引き取り場所へ持ち込む手段があり(軽トラックなど)、かつ無料で処分したい場合に適した方法です。『公益社団法人 自動車リサイクル促進センター』が運営している二輪車リサイクルシステムというものがあり、そのシステムを利用する方法です。運搬依頼を行うこともできますが、別途料金が発生します。利用を検討する際は、下記のホームページで引き取り場所の検索ができます。一度調べてみるとよいでしょう。

指定引取場所一覧|公益財団法人 自動車リサイクル促進センター
URL:https://www.jarc.or.jp/motorcycle/reception/

・廃棄二輪取扱店へ収集依頼

 原付の回収を行うことができ、そのまま廃棄処分もできる事業者です。廃棄物の回収と運搬は、許可を受けた事業者しか行う事ができません。許可を受けていない事業者に運搬を依頼すると、依頼者が罰則を受けることもあるので注意しましょう。廃棄二輪取扱店は、下記のホームページで検索できます。

廃棄二輪取扱店名簿
URL:https://www.zenkeijikyo.or.jp/nirin/shop/

・不用品回収業者へ回収依頼

原付の他にも、家電や家具の引取りを行っている『不用品回収業者』へ依頼する方法です。回収依頼には費用が発生しますが、素早く引き取りに来てくれるメリットがあります。一方、回収と運搬の許可を得ずに事業を行っている業者もいますので、利用の際は『廃棄物収集運搬許可』の有無を確認するようにしましょう。

【原付バイクを処分する方法教えます!】原付を処分する場合は「抹消登録」を確実に行う

原付を処分する場合は「抹消登録」を確実に行う

続いて、『抹消登録』について紹介します。原付を処分する際は必ず抹消登録をしなければいけません。抹消登録には、以下の2つがあります。

①一時抹消登録:一時的に原付を利用しなくなっているが、今後数年以内に再度原付を利用したい場合に行う。

②永久抹消登録:今後、再度原付を利用する予定がない。売却もしくは他者に譲る予定である場合に行う。

なぜ抹消登録を行う必要があるのかというと、新年度になると自動車税負担の義務が生じるためです。毎年4月になると、各市町村で管理されている所有者に自動車税の納付義務が発生します。つまり抹消登録を行わないと、所有者は無駄な税金を支払わなければいけないのです。不要な自動車税を支払わないよう、3月までに抹消登録の手続きを終えるようにしましょう。

 加えてもう一つ注意が必要なのが、『車体を処分しても、抹消登録を行わないと登録された原付は現在も使用中であるとみなさる』点です。登録が残ったまま4月を過ぎると、新たな税負担の義務が生じます。無駄な税負担をしないためにも、原付の車体処分と抹消登録は、必ずセットで行うようにしましょう。

【原付バイクを処分する方法教えます!】原付を処分する場合の流れ

原付を処分する場合の流れ

ここで、一度原付の処分の流れを確認しましょう。ポイントは以下の2つです。

①車体の処分方法を決める(買取依頼を優先)

②抹消登録手続き

まず車体の処分方法を決める必要がありますが、2章で紹介した5つの方法から、あなたのニーズに合った方法を選びましょう。処分方法を決める際のポイントは、以下の〇つがあります。

 次に抹消登録です。抹消登録は、買取依頼する場合でも所有者変更が起こるため、必ず行う必要があります。『登録されている所有者が変わる場合は必ず抹消登録を行う必要がある』と覚えておきましょう。
 一方、買取事業者によっては、抹消登録の代行を行っている場合もあります。ただし、不幸にも悪徳事業者に依頼してしまった場合、正しく抹消登録が行われないまま、中古車として販売されることがあります。このようなトラブルに見舞われないためにも、抹消登録代行を利用する場合は必ず『廃車証明書』を受け取るようにしましょう。

【原付バイクを処分する方法教えます!】原付抹消登録の流れ

原付抹消登録の流れ

 最後に、抹消登録の具体的な手順を紹介します。抹消登録は、俗に廃車手続きとも呼ばれ、売却などで原付の登録所有者が変更になる際に必要な手続きです。

 原付の抹消登録は、各市町村の役所で行うことができます。担当窓口は、税務課などの税金関連のとりまとめを行っている部署であることが多いです。行政手続きではありますが、個人で行う場合は抹消登録に費用は発生しませんのでご安心ください。

 次に、抹消登録に必要な書類の紹介です。手続きに際して、以下の5つを準備してください。

・ナンバープレート

バイクから取り外してご準備ください。

・標識交付証明書

ナンバープレートを取得したときに、一緒に交付される証明書です。紛失してしまった場合は、再発行手続きが必要です。

・廃車申告書

各市町村の窓口で様式を受け取り、作成してください。市町村によっては、ホームページからダウンロードできる場合があります。

・車検証(軽自動車届出済証)

原付バイクを取得した際に受け取る、車体情報が記載されている書類です。『軽自動車届出済証』と記載されています。

・車検証の所有者欄に記載されている方の印鑑と本人確認書類

車検証に記載されている原付の自動車税納付義務がある方の印鑑、本人確認書類です。登録所有者が抹消登録の意思を持っており、本人であることを確認するために必要です。

上記の書類を役所の担当窓口に持ち込み、抹消登録を行います。書類さえそろえておけば、手続きの流れは役所で教えてくれます。手続きを委託すると手数料がかかることも多いので、是非、ご自身で行ってみて下さい。

原付バイクの処分方法を理解しよう

いかがでしたでしょうか。原付処分の際は

①買取依頼を優先して車体処分方法を決める

②抹消登録をする(※手続きを委託する際は『廃車証明書』を必ず受け取る)

という手順が必要なことを理解してもらえたと思います。
原付の処分では『新たな自動車税の負担義務が生じない状態になっているか』が重要なポイントです。 是非、本記事の内容を活用して、正しく原付の処分を進めてみて下さい。

株式会社スリーエスでは、廃棄物収集運搬業を主体にビルメンテナンス、産業廃棄物中間処理、リサイクルなど「環境」をキーワードに事業展開し、地域環境と地域福祉に配慮し快適な空間作りや地域社会への貢献を目指しております。
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記事の監修: 産廃のはてな編集部
「産業廃棄物に関する知識をもっと身近に!」をモットーに、産廃関連の疑問点や不明点を解決する情報メディア「産廃のはてな」でライターとして活動。3年以上におよぶブログ運営の情報を発信しています。