産廃・不用品の処分についての疑問にお答えします!

【モバイルバッテリーの捨て方】火災事故を防ごう!正しいモバイルバッテリーの捨て方

【モバイルバッテリーの捨て方】火災事故を防ごう!正しいモバイルバッテリーの捨て方

スマホやタブレットの充電で使うのが、モバイルバッテリーです。

「最近充電できなくなってきたから買い替えたい!」と思うけれど「古くなったモバイルバッテリーはどうやって捨てたらいいの?捨て方が分からない…」という方は多いのではないでしょうか?

モバイルバッテリーは自治体ごみで処分できないケースがほとんどで、リサイクルの対象となっているため、家電量販店・ホームセンターなどの回収ボックスや不用品回収業者で回収がされています。

モバイルバッテリーの捨て方を間違うと、発火や爆発が起こり危険な火災事故につながる恐れがあります。

貴重な資源を含むモバイルバッテリーは事故防止と環境保全のため、ルールに従い適切に処分することが大切です。

【モバイルバッテリーの捨て方】モバイルバッテリーでの火災事故

【モバイルバッテリーの捨て方】モバイルバッテリーでの火災事故
消費者庁によると、モバイルバッテリーに関する事故情報が平成25年6月から令和元年6月末までに162件寄せられ、中には公共交通機関の中で事故が起こり、運行の遅延や火災が発生した事例があったと報告されています。

また、可燃ごみと一緒に処分されたことによるごみ収集車の火災事故も多発し、大きな火災事故や怪我につながるため大変危険な事例も。

【モバイルバッテリーの捨て方】モバイルバッテリーの捨て方と費用

【モバイルバッテリーの捨て方】モバイルバッテリーの捨て方と費用
モバイルバッテリーを自治体のごみとして出せない理由には、リチウムイオン電池を使用していることが大きな理由です。

モバイルバッテリーを不適切に出してしまうと、収集車の圧縮で破損し、ガスが可燃ごみと混ざる、そして帰化したリチウムイオンに静電気などから引火、発火や爆発してしまいます。

モバイルバッテリーは強い衝撃や振動で破裂してしまうため、捨て方には慎重にならなければいけません。

モバイルバッテリーを不燃ごみとして処分できる自治体もありますが、ほとんどの自治体では処分できず資源有効利用促進法の対象となり、製造したメーカーがリサイクルします。

処分にかかる費用は基本的に無料ですが、多量のモバイルバッテリーを捨てる場合や種類によって費用が発生します。

【モバイルバッテリーの捨て方】捨て方の注意点

【モバイルバッテリーの捨て方】捨て方の注意点
不要になったモバイルバッテリーを処分するタイミングと注意点が知りたい!という方は以下の内容をご参考にしてください。

  • 充電に必要な時間が長くなった
  • ちゃんと充電できなくなった
  • すぐに充電が切れてしまう
  • 発熱・膨張などがみられる
  • 性能の高いものに買い替えたい
  • 購入後2年程度経過している

上記のようなことが当てはまればモバイルバッテリーの捨て時、買い替え時でしょう。

また、モバイルバッテリーを捨てる際の注意点には3つあります。

【モバイルバッテリーの捨て方】電池の種類

リチウムイオン電池・ニカド・ニッケル水素・小型シールイオン電池など

【モバイルバッテリーの捨て方】電池の状態

膨張、破損はないか?異常があれば電池の製造業者や専門業者に連絡が必要

【モバイルバッテリーの捨て方】安全面

処分する場合は内部の液体が漏れないように、壊さない。

壊れたモバイルバッテリーは環境への悪影響もあるため注意が必要です。

【モバイルバッテリーの捨て方】どこで処分できるの?

【モバイルバッテリーの捨て方】どこで処分できるの?
モバイルバッテリーは安全面と環境面に配慮してリサイクルしなければいけない、ということが分かりましたが、どこに持っていけば良いのか分からないという方も多いでしょう。

モバイルバッテリーは以下でご紹介する場所で捨てられます。

【モバイルバッテリーの捨て方】充電式電池リサイクルBOX

家電量販店・ホームセンターなどのJBRC協力店に設置されている
リチウムイオン電池、ニッカド電池、ニッケル水素電池が内蔵されているものが対象

【モバイルバッテリーの捨て方】自治体による回収

自治体による普通ごみとは別に回収している地域もあるため確認が必要

【モバイルバッテリーの捨て方】不用品回収業者

持ち込み・宅配・出張などで回収・処分してもらえる、ほかに不用品があればおすすめ

【モバイルバッテリーの捨て方】買取・売却

状態が良くまだ利用できるモバイルバッテリーは中古品でも買取してもらえることも。

  • 新しい大容量(5000mA以上が目安)
  • 充電能力や性能の劣化がない
  • 人気メーカー(バッファロー・パナソニックなど)
  • 汚れや傷がない

買取・売却の対象となるモバイルバッテリーを持っていれば、リサイクルショップや買取専門店、ネットオークションやフリマアプリで売れる可能性があります。

ただし、リサイクルショップや買取専門店では買取金額が納得いかない場合や新品未開封のみ対象となっていることもあり、状態によっては買取不可となるケースも。

また、ネットオークションやフリマアプリなどでもモバイルバッテリーを売ることはできますが、個人取引する際はトラブルに注意が必要です。

特に精密機器であるモバイルバッテリーは発送時に破損しないよう梱包に気を付けなければいけません。

売れる金額に比べて手間や負担が大きいなどデメリットの方が大きくなることもあるでしょう。

【モバイルバッテリーの捨て方】不用品回収業者がオススメ

【モバイルバッテリーの捨て方】不用品回収業者がオススメ
モバイルバッテリーを処分する場合は、不用品回収業者がおすすめですが、理由のひとつは処分・回収の方法の選択肢が多いことと無料回収してもらえるという2点が挙げられます。

不用品回収業者は店頭持ち込み・宅配回収・出張回収に対応しているので、「捨てたいとき、都合のいいタイミング」で処分、回収を依頼できて、場合によっては即日回収も可能です。

気になるのは処分・回収の費用は、モバイルバッテリーはリサイクル資源として売却可能なので無料で回収してもらえる業者も多いのですが、不用品が少ない場合は割高になる可能性も。引越しのタイミングや断捨離など他に不用品を処分したいときにまとめてモバイルバッテリーを処分するのがおすすめです。

ただし、回収した不用品の不法投棄や見積もり金額から大幅に超えた金額を請求する悪質業者もいるため、

  • 資源リサイクルを適切に行っているところ
  • 実績の高いところ
  • 対応が丁寧なところ
  • 古物商許可を取得している

など信頼できる業者を選び事前見積もりをとって依頼することが大切です。

モバイルバッテリーは正しい捨て方で有効活用しよう!

モバイルバッテリーは正しい捨て方で有効活用しよう!
スマホやタブレット、パソコンはもちろんワイヤレスイヤホンが普及し、モバイルバッテリーは私たちの生活で欠かせないものになっています。

いつでも充電できて災害時にも役立つモバイルバッテリーは、便利ですがリスクもあるということを理解し、安全のため適切な捨て方を知る必要があります。

使わなくなったモバイルバッテリーはそのまま放置してしまうと、膨張や破裂の危険性があるため不要になったら早く処分した方が良いでしょう。

信頼できる不用品回収業者はリサイクルに取り組み、安全面に配慮して適切に処分してもらえますので、「モバイルバッテリーを安全に処分したい!」という方は、ぜひ不用品回収業者に依頼してみることをおすすめします。

株式会社スリーエスでは、廃棄物収集運搬業を主体にビルメンテナンス、産業廃棄物中間処理、リサイクルなど「環境」をキーワードに事業展開し、地域環境と地域福祉に配慮し地域社会への貢献を目指しております。

空き家整理や産業廃棄物処理・リサイクル・ハウス、オフィスクリーニング・シロアリ駆除・不用品回収など、生活環境や職場環境の快適空間作りのサポートにも対応しています。

モバイルバッテリーの捨て方で相談したい方は、ぜひ弊社へお気軽にお問い合わせください。

※この記事に含まれる情報は公的機関の掲出物ではありません。お客様の責任でご利用ください。

記事の監修: 産廃のはてな編集部
「産業廃棄物に関する知識をもっと身近に!」をモットーに、産廃関連の疑問点や不明点を解決する情報メディア「産廃のはてな」でライターとして活動。3年以上におよぶブログ運営の情報を発信しています。