産廃・不用品の処分についての疑問にお答えします!

ソファーの処分はどうしたらいいの?ソファーの処分方法や注意点を知ろう!

ソファーの処分はどうしたらいいの?ソファーの処分方法や注意点を知ろう!

多くの住まいが和室から洋室になったことにより、私たちの生活スタイルも洋風化しています。

家族が集まるリビングや各部屋でも、ソファーを使用する家庭が多くあるのではないでしょうか?

以前に比べるとソファーも購入しやすくなっており、某インターネットショッピングサイトのソファー販売ランキング(2~2.5人掛け)では売上ランキング20位までの平均販売額は19,587円と2万円を切っていました。

手軽に購入できるソファーですが、その大きさから転居や老朽化によって不要になった場合に手軽に処分するのは難しいものです。

そこで今回は、いらなくなったソファーを処分する方法や、ソファーを処分する時の注意点について紹介します。

参考:楽天市場ソファランキング2~2.5人掛け/月間ランキング

ソファーの処分は大変?ソファーの4つの処分方法

ソファーの処分は大変?ソファーの4つの処分方法
ソファーは小さなもので1人掛けのものから、大きなものでは4人掛け以上のものまで様々な大きさのものがあります。

また、布製、ビニール製、革製、木の足が付いているものなど様々なタイプがあります。

最近では家庭ゴミや、粗大ゴミの処分が自治体によって有料化や、制限が厳しくなっています。
いらなくなったソファーを処分するのは、大変だと言えそうです。

しかし、ソファーなどの家具は必要がなくなった人には不用品でも、欲しい人にとっては価値のあるものに変わります。

ソファーの状態によって、4つの処分方法が考えられます。

  • ソファーをゴミとして処分する
  • ソファーを欲しい人に譲る
  • ソファーをリサイクル業者や販売店に回収依頼する
  • ソファーを下取りに出す

ソファーをゴミとして処分する2つの方法

ソファーをゴミとして処分する2つの方法
老朽化で座面や背面が傷んだり、劣化によってガタツキや歪みが生じたソファーはゴミとして処分をする必要があります。

ソファーをゴミとして処分するには、2つの方法があります。

ソファーを解体して一般ゴミとして処分する

ソファーの座面には布や合皮、本革などが使用され、内部にはスプリングや衝撃吸収材や、クッション材が用いられます。

また、足部は木材などを使用する場合も多く、様々な材質からできています。

【一般ゴミとしてソファーを処分するメリット】
自分で解体して一般ゴミとして排出するメリットは、安価にソファーを処分できることです。

【一般ゴミとしてソファーを処分するデメリット】
大きさや材質によってはソファーを解体するコツや、手間がかかるため多少の料金を支払ってでも、ソファーを粗大ゴミとして処分した方が安上がりになることがある。

ソファーを粗大ゴミとして処分する

ほとんどの自治体で、有料や無料で粗大ゴミの回収をしています。

解体して一般ゴミとして処分する手間や、時間を考えると粗大ゴミとして処分した方が簡単な場合がほとんどです。

【ソファーを粗大ゴミとして処分するメリット】
自治体の回収でソファーを処分する場合は、行政サービスの一環でもあり比較的安価に処分できる場合がほとんどです。

また、自治体によってはゴミ処理場に直接持ち込んで処分をしてもらえる場合もあります。
その場合は、ソファーを回収してもらうよりも更に安価に処分できる場合があります。

【ソファーを粗大ゴミとして処分するデメリット】
予め時間の予約や、申込みをしなくてはいけないので面倒です。

自治体によっては決められた日時しか回収をしていない場合もあるため、申し込みの手間や処分までに時間がかかってしまうことがあります。

また、大きさや材質によって費用が異なることもあり、大きいものはそれなりの費用が必要になります。

しかし廃棄物業者に処理を依頼するよりは、安上がりになる場合がほとんどです。

その他にも、自治体によってはゴミ集積場(ゴミステーション)まで予め搬出する必要があります。
自宅からゴミ集積場が遠い場合など搬出が難しい場合には、有料で手伝ってもらえる自治体もあります。

粗大ゴミとしての処分費用は自治体によって異なります。
詳しくは、各自治体のホームページや行政窓口に問い合わせをしてください。

参考にいくつかの自治体で、ソファーを処分する費用について紹介します。

東京都練馬区のソファーの処分費用

  • ソファー(1人用)…収集800円・持ち込み400円
  • ソファー(2人用)…収集1,200円・持ち込み600円
  • ソファー(3人以上用)…収集2,000円・持ち込み1,000円
  • ソファーベッド…収集2,000円・持ち込み1,000円

練馬区HP「粗大ごみ品目料金一覧」より

<h3大阪府大阪市>のソファーの処分費用

  • ソファー(1人掛け用)…700円
  • ソファー(2人掛け用)…1,000円

大阪市HP「粗大ごみ処理手数料一覧表」より

福岡県福岡市のソファーの処分費用

  • いす【1人用ソファータイプ】…500円
  • いす【2人以上用ソファータイプ】…1,000円
  • 粗大ゴミ持ち出しサービス(有料)…屋内から持ち出して収集する場合は1個あたり500円
  • 粗大ゴミ持ち出しサービス(有料)…玄関前まで持ち出された場合は1個あたり300円

福岡市HP「粗大ごみの出し方」より

ソファーを処分するなら欲しい人に譲ろう!

ソファーを処分するなら欲しい人に譲ろう!
不要になったソファーでも、故障や傷みがそれほど強くないものは欲しい人に譲るという方法もあります。

近くに欲しい人がいない場合でも、最近ではSNSやインターネットの掲示板で欲しい人を探すという方法もありますので気軽に相手を探せます。

市町村のホームページなどでも、不用品の交換を紹介している場合があります。近
隣の市町村のホームページを確認してみてはいかがでしょうか?

ソファーを欲しい人に譲って処分するメリット

まだ使えるものを再利用するということは、エコにも繋がり環境にも優しい方法と言えます。

処分費用が掛からないため、費用を心配する必要がありません。

ソファーを欲しい人に譲って処分するデメリット

無料や安価で他の方に譲る場合、故障の際や思っていたものと違った場合など譲った責任が生じてしまう場合があります。

また、受け渡しなども個人間でするためトラブルが生じた場合に、自分達でしないといけないというデメリットもあります。

参考サイト:ジモティー
無料で利用できるインターネットの広告掲示板として、中古の家具を無料や安価で欲しい人に譲れるので気軽に利用できます。

行政のホームページでも不用品交換を紹介している場合があります。
神奈川県藤沢市:不用品等交換制度(ゆずります・ゆずってください)

ソファーをリサイクル業者や販売店に処分依頼する!

ソファーをリサイクル業者や販売店に処分依頼する!
ソファーが不要になったらリサイクル業者や、廃品回収業者に依頼して処分を依頼できます。

リサイクル業者や廃品回収業者の場合には、粗大ゴミとして廃棄するよりも日時を柔軟に相談できるメリットがあります。

また自宅からの搬出もしてもらえる事が多く、2階などから運び出す場合はとても便利です。

一方、粗大ゴミとして処分するのと比較すると、処分費用が高額になることがデメリットです。

また大手の家具販売店では、新しいソファー(その他の家具を含む)を購入した場合は、購入数と同数の家具を有償にて引き取ってもらえるサービスをしていることもあります。

新しいソファーを買い直す場合は、販売店のサービスを利用するという方法もあります。

新しいソファーを購入する場合には、家具店にて引き取りのサービスをしているか聞いてみましょう。

【参考】
家具業界最大手のニトリでは、家具の引き取りサービスをしています。
1配送につき3,000円(税別)で購入品数と同数の引き取りをしてもらえます。(2019年11月現在)
お届けについて(ニトリHP)

同じく良品計画(無印良品)でも同様のサービスをしています。
不用家具の引き取り(良品計画HP)

ソファーの品質と状態によっては下取りして処分できる!?

ソファーの品質と状態によっては下取りして処分できる!?
高額なソファーや、状態のいいソファーの場合は、下取りや販売して処分できるかもしれません。

買い取り専門店や、フリマアプリ、オークションサイトなどを利用して購入者を探せます。

買い取り専門店の中には、自宅に訪問し査定をしてもらえる場合もあります。
価値のありそうなソファーや、状態のいいソファーの場合には検討してみましょう。

一方、フリマアプリやオークションサイトの場合には、値付けや配送の手配も自分でしなくてはいけないという手間があり、場合によっては売れないということも考えなくていけません。

急いでいないけどソファーを処分したい時などに、検討してみてもいいでしょう。

自分でソファーを処分できなければ業者に相談しよう!

自分でソファーを処分できなければ業者に相談しよう!
今回は、いらなくなったソファーを処分する方法や、ソファーを処分する時の注意点について紹介します。

ソファーは大きな家具なので処分をするのも大変です。

「なるべく安く処分したい!」、「お金を払ってでもスグに処分したい!」など、状況に合わせて様々な処分方法を検討できます。

また、状態によっては次に使ってくれる人を見つけられたらエコにも繋がります。

金額や時間、ソファーの状態に合わせてどのような処分方法が最適か参考にしてください。

※この記事に含まれる情報は公的機関の掲出物ではありません。お客様の責任でご利用ください。

記事の監修: 産廃のはてな編集部
「産業廃棄物に関する知識をもっと身近に!」をモットーに、産廃関連の疑問点や不明点を解決する情報メディア「産廃のはてな」でライターとして活動。3年以上におよぶブログ運営の情報を発信しています。