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【石膏ボードの特徴】石膏ボードを有効活用する方法を紹介します!

【石膏ボードのメリットとデメリット】石膏ボードの有効活用する方法

おしゃれな壁面収納や、DIYでもっと部屋を「有効活用したい!」という方必見です。

家の壁に多く使用されている石膏ボードは、耐火性、吸湿性、断熱性、コスパがいいなど多くのメリットがありこれを活用しない手はありません。

しかし、耐久性や衝撃に弱いデメリットがあります、がどうやって解消すればいいのでしょうか?

今回は、石膏ボードの特性や、石膏ボードのメリットやデメリットや、有効活用の方法についてご紹介します。

ぜひセルフリノベーションのご参考にしてください。

石膏ボードとはなに?石膏ボードの特徴

石膏ボードとはなに?石膏ボードの特徴

日本の壁の9割に用いられている石膏ボードは、建築資材の中でも普及率が高い内装資材のひとつで、石膏を板状にして紙で包んだものを石膏ボードといいます。

硫酸カルシウムを主成分とした石膏は、水と反応すると数十分で硬化するという特徴があり、扱いやすく取り付け工事がしやすいため、リフォームやDIY、セルフリノベーションなど様々なシーンで活用されています。

住宅建築業界では石膏ボードをプラスターボード(PB)と呼び、家の壁や天井など幅広く用いられています。

石膏ボードのメリットを知っておこう!

石膏ボードのメリットを知っておこう

石膏ボードが広く用いられるには多くのメリットがあります。

石膏ボードは価格が安い

サイズによって500円から購入でき、安価な建築資材として用いられやすいメリットがあります。

合板価格と比較すると安価なものでも約3倍以上の差があります。

石膏ボードは耐火性、遮音性、調湿性に優れている

結晶水が含まれる石膏ボードは一定温度以上に上昇しないため耐火性に優れています。

また、湿気を吸収し、室内環境をコントロールしてくれるという特徴があるため、リビングやキッチン、オーディオルームにも使用されています。

石膏ボードは加工しやすい

石膏ボードはカッターで切れ、ビスやクリップで装着できるため建築に知識のない方でも扱いやすくDIYや、自分でリノベーションする方からも人気が高い資材です。

石膏ボードは平行的な力に強い

石膏ボードが家の壁や天井に使われるメリットとして、石膏と紙の繊維が結合しているため平行的な力に強いと言うことが挙げられます。

石膏ボードのデメリットを知っておこう!

石膏ボードのデメリットを知っておこう!
メリットが多い石膏ボードですが、デメリットにはこのようなものがあります。

石膏ボードは耐久性が低い

石膏ボードの表面は耐久性が低く衝撃に弱いデメリットがあります。

衝撃を加えへこんでしまうと元に戻すためにパテで埋めるという作業が必要になります。

石膏ボードは固定しにくい

石膏ボードは垂直からの力に弱いため画鋲やネジ、クギで固定しにくい特徴があります。

対策をせずにネジやクギを打ち付けてしまうと石膏の粉が出てきてもろく崩れてしまう可能性があります。石膏ボードと壁を合わせて固定したり下地を流し込む必要があります。

石膏ボードは湿気を吸収しやすい

調湿性がある反面、湿気を球種すると乾燥しにくいため部屋の換気に気を付ける必要があります。

カビが発生しやすいというのもデメリットのひとつです。

DIY好き必見!石膏ボードを有効活用する方法

DIY好き必見!石膏ボードを有効活用する方法
壁材として優秀な石膏ボードですが、耐久性や固定のしやすさではデメリットがあります。

家の壁では下地に木材を用いて補強されているため、画鋲やクギを打つ際に問題はありませんが、石膏ボードのみが用いられている部分については、十分な対策することが大切です。

石膏ボードのみの壁や天井を活用する時は、画鋲やクギを打ち付けると崩れてしまい石膏の粉がバラバラと落ち、穴がスカスカになり固定が難しくなります。

石膏ボードを有効活用するには、石膏ボードアンカーや下地接着剤、効硬化剤の利用が有効です。

中でも簡単に利用できる石膏ボードアンカーには様々な種類があり、使い方や耐荷重も多様化されています。

石膏ボードアンカーは壁の中が空洞になっている部分に使用するため、下地がある場所には使用できません。
柱や下地がある場所を見分けるには壁を叩いてみましょう。

壁をノックするように叩くと柱や下地がある場所は少し鈍く、空洞の部分は軽く聞こえます。

また、細いピンや専用のピンを刺して確認するという方法も有効です。

石膏ボードで空洞になっている場所は奥までグサッと刺さりますが、下地がある部分では途中までしか針が刺さりません。

どちらもある程度の経験が必要となりますので、石膏ボードの場所が分からないという方は下地センサーを購入するのもひとつの方法です。

下地センサーを使えばどこに下地があるかを測定してくれるので、DIYやリノベーションをする方にとって便利なグッズです。

Amazonなどで1,300円~2,000円程度で販売されているので、お財布にも優しいですね。

もし、自分で下地を見極めるのが難しいという方は建築業者に相談してみることをオススメします。

下地の場所が確認できたら壁面収納や、DIYに活用できます。

壁の有効活用で収納スペースを増やしたり、おしゃれな空間を作るのにぴったりですね。

石膏ボード部分のデッドスペースを活用したアイデアをいくつかご紹介しますので、ぜひご参考にしてください。

石膏ボードを使って収納スペースを増やす

壁に有孔ボードを取り付け穴にフックを取り付ければキッチンやリビングでの収納に活用できます。

有孔ボードは木目調のもの、モノトーンのものなど様々なカラーがありますのでインテリアとしても最適です。

石膏ボードを使っておしゃれな空間を作る

石膏ボードアンカーを用いれば、壁に棚を作ることも可能になります。

棚に写真や置物を飾ればインテリアのワンポイントとなって部屋の雰囲気を変えられますね。

石膏ボードの活用はトイレにもオススメです。

ちょっとしたグリーンインテリアを置いたり、トイレットペーパーを置くスペースを作ったり、ちょっとしたひと手間で無機質なトイレをおしゃれな空間になります。

石膏ボードを使って壁をディスプレイする

壁に時計や写真を飾るディスプレイにもオススメです。

おしゃれな写真や子供の成長記録を飾ることで楽しい雰囲気をつくれて、荷重のかかる時計を固定することも可能になります。

石膏ボードの機能を阻害させないポイント

石膏ボードの機能を阻害させないポイント

素材のメリットや活用のメリットが大きい石膏ボードですが、機能を阻害させてしまうものがあります。

それは、一般的な家で用いられているビニールクロスです。

ビニールクロスは石膏ボードの調湿性を妨害してしまうというデメリットがあり、部屋の湿度のコントロールを優先したい場合は、透過性のビニールクロスを選ぶようにしましょう。

また、調湿機能ボード+ペンキで仕上げるのも調湿性を保持できオススメで、家を建てる際や壁紙を選ぶ際などクロス施行時は建築業者と要相談です。

石膏ボードでDIYやリノベーションを楽しもう!

今回は、石膏ボードの特性や、石膏ボードのメリットやデメリットや、有効活用の方法についてご紹介しました。

石膏ボードは、コストパフォーマンスが高く扱いやすくメリットも多い資材なので、壁面収納や壁のディスプレイなどDIYが簡単に楽しめます。

しかし、釘やねじを用いるには少し頼りないです。
棚やフックを取り付ける際は石膏ボードの見極めが必要なので、活用する際は家の壁を確認することが大切です。

石膏ボードのデメリットを解消する石膏ボードアンカーなども扱いにくいことはありませんので、DIYを趣味とする方はぜひチャレンジしてください。

収納スペースを増やしたい方、部屋の雰囲気を変えてインテリアを楽しみたい方は、少しの手間で部屋のおしゃれ度がアップするのでオススメです。

人生の中で長い時間を過ごす自宅の空間をより使いやすく安らぎのある場所とするために、石膏ボードのメリットとデメリットを理解し、有効活用しましょう。

※この記事に含まれる情報は公的機関の掲出物ではありません。お客様の責任でご利用ください。

記事の監修: 産廃のはてな編集部
「産業廃棄物に関する知識をもっと身近に!」をモットーに、産廃関連の疑問点や不明点を解決する情報メディア「産廃のはてな」でライターとして活動。3年以上におよぶブログ運営の情報を発信しています。