「暖かくなると家の植木に害虫がついてしまう。」
「葉っぱにかじられた跡がある!」
「これは害虫のフン!?植木に害虫のフンのようなものがあった。」
「植木についた害虫の駆除方法がわからない。」
家の周りにお花や植木を植えておくと癒されますよね。
僕の家にもキンモクセイやバラなどが植えてあり、季節ごとに花を咲かせ楽しませてもらっています。
毎日手入れをするのも楽しみの1つです。
しかし、植木を見ているときにゾッとしてしまう瞬間が。
「きれいだな」なんて見ていたバラの枝に大量のアブラムシがついている!
植木に害虫がついているのを見つけるとフリーズしてしまいますよね。植木とは切っても切れないのが害虫とその対策です。
そこで当記事では
1 植木につく代表的な害虫と特徴
2 植木の害虫駆除を自分でする方法
3 植木につく害虫の予防策は?
4 業者に依頼したほうがいい場合
についてみていきます。
植木にはどんな害虫がつくのでしょうか。害虫にはさまざまな種類の虫が当てはまります。
「葉っぱをかじる」「枝から養分を吸う」など植木に対する被害もさまざまです。
中には毒を持っていて人に危険な害虫もいます。植木につく代表的な害虫とその特徴をまとめたので参考にしてください。
アブラムシは春と秋に発生しやすい虫です。小さい虫で体長2mmほど。枝や葉などにつき植物の養分を吸ってしまい、植物の育成を邪魔します。
同じ場所に大量につくため虫が苦手な人や集団恐怖症の人には見た目のダメージは大きいかもしれません。僕の家のバラにも毎年つく虫です。
アブラムシは植物と植物の間で病気を媒介してしまいます。具体的には針状の口で病気の植物から養分を吸い、健康な植物にも同じ針状の口で養分を吸うためです。このときに病気に感染します。
植木に白いフワフワした虫や殻のような虫が密集しているのを見かけたことはありませんか?もしかしたらカイガラムシかもしれません。
カイガラムシは殻を持つものやロウ物質で覆われている2つのタイプがいます。あまり動かないものから移動するものと多種多様です。
植物の枝や葉から養分を吸ってしまい、植物の成長を悪くすることも。カイガラムシの排泄物によって植物がスス病になることもあり見た目も損なってしまいます。
カメムシは強烈な匂いを発することで有名な虫です。僕も何回か触ってしまいしばらく匂いが取れなかった経験があります。
色は茶色や緑色のものが一般的です。針のような口をもち、植木の枝などに刺して養分を吸います。羽があるため飛ぶことが可能です。
割り箸で取ることでカメムシの強烈な匂いが手などにつかず取ることができます。ただし刺激を受けると匂いを発するので注意が必要です。
チャドクガは名前の通り毒をもつガです。幼虫から成虫まで毛のような細い針をもちます。幼虫はいわゆる毛虫の見た目でツバキ科の植物につきます。
葉をかじり植物の成長に影響を与えます。同じ場所に密集していることも多く見つけてしまった時のショックは最悪です。近所の公園で見つけてしまいゾッとしたことがあります。
見た目だけでなく毒があるのでとても危険です。刺されると強いかゆみを伴います。チャドクガは死んだ後にも毒が残るためうかつに触ってはいけません。
体長2cmほど。色は種類によりますが緑色や茶色で光沢のあるものが多いです。見かけた際にカナブンと間違える人も多いように思います。丸くて可愛らしい昆虫です。
しかし、コガネムシは植木にとって大敵です。さまざまな種類の葉を食べてしまいます。食べられた葉っぱは葉脈だけが残され、スカスカの状態になってしまうのです。
植木に害虫が発生してしまったらどのように対処すればよいのでしょうか。
自分でもできる簡単な害虫駆除の方法を紹介します。
家の冷蔵庫にもあり手軽なのが牛乳を使った方法で主にアブラムシに効果的です。
霧吹きの容器に牛乳を入れアブラムシに吹きかけます。牛乳が乾燥するときにできる膜によってアブラムシは息ができず窒息してしまいます。
駆除が終わったら水で良く洗い流しましょう。牛乳が残ってしまうとカビやにおいの原因に。水で洗い流すため事前の水やりは控えたほうがいいです。
イモムシなど大きな虫は割りばしやピンセットでつまんで取ってしまうのが効果的です。薬剤などを使わず安全性は高いでしょう。
※事前についている虫がどんな害虫か調べる必要があります。毒を持っている可能性もあるためwebで検索し写真と比べましょう。
アブラムシなど小さな虫はテープを使って取ってしまいましょう。数が多くない場合に有効です。
紙のガムテープなど粘着力の弱いテープを使いましょう。葉っぱの裏などについている虫に上から直接テープをくっつけて取ります。粘着力の強いテープだと葉っぱを破いてしまうこともあるので注意が必要です。
※事前についている虫がどんな害虫か調べる必要があります。毒を持っている可能性もあるためwebで検索し写真と比べましょう。
殺虫剤を使うことで害虫を駆除することができます。ただし、適量を慎重に使う必要があります。虫を殺してしまう危険なものであり人体にも有害なものだということを忘れてはいけません。
使用する際には風が強くない日を選びましょう。薬剤が風で流されてしまう危険があります。取扱説明書を読み、使う量は必要最低限にしましょう。
植木の害虫被害を防ぐために大切なのは寄せ付けないことです。
害虫がいなければいやな思いをして駆除しなくて済みます。今家の植木には害虫がいなくても対策をしておかないと発生するリスクがあるのです。
害虫を寄せ付けない予防策をまとめたので参考にしてみてください。
お酢には防虫効果があり適切に植木にかけると害虫を寄せ付けない作用があります。食用なので安全性も高いでしょう。
※お酢は酸性です。希釈して使わないと植物を枯らしてしまう原因になります。
そのまま使えるお酢を使ったガーデニング用の防虫剤も販売されているのでおすすめです。
木酢液は炭焼きの際にできる煙を冷やしてできるもので防虫効果があります。
炭焼きの煙を冷やしてできた液体を90日以上おきます。そのあとに軽質油と沈殿タールを取り除くことで木酢液となります。
※規定ではPH 1.5~3.7 と酸性の液体で取り扱いには注意が必要です。製品に合わせ希釈して使用しましょう。
ハーブを一緒に植えるのも害虫対策の一つの手です。ハーブはエッセンシャルオイルという香り成分を持っていて虫が嫌がります。
害虫の種類によって効果のあるハーブの種類も変わってきます。例えばカメムシにはメントールが効果的です。防虫したい害虫ごとに植えるハーブを選ぶ必要があります。
しかし、ハーブ自体には殺虫作用はありません。防虫効果と混同しないよう気をつけてください。
「高くて手が届かないとき」「毒のある害虫」の2パターンに当てはまる場合はプロに依頼するべきです。
高いところの作業や毒のある害虫の駆除には危険が伴います。自分で作業することによって思わぬ事故につながるかもしれません。住んでいる地区の業者を検索し電話で尋ねてみるといいかもしれません。
植木につく代表的な害虫の紹介と簡単にできる駆除の方法、害虫に対する予防策を紹介してきました。今害虫に困っている人は無理のない範囲で試してみてください。上手に害虫対策をしてガーデニングを楽しみましょう。
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