引越しや買換えなどといった理由で、不要になった自転車の処分でお困りですか?
不要になった自転車を放置しておくと、盗難被害や撤去の督促などの思わぬトラブルに遭遇してしまう可能性があります。
不要になった自転車は、正しく処分しましょう。
今回は、自転車の処分方法や、自転車を売却する方法についてご紹介します。
ぜひ最後まで読み進めていただき、自転車処分にお役立てください。
自転車処分に困ったとき「どうして自転車を処分したいのか?」はっきりさせると、どんな処分方法がいいのか見えてきます。
自転車を処分したい時は、以下の3つのポイントについて考えてみて下さい。
自転車が不要になる理由は、破損や故障、買換えなどが考えられます。
もし完全に壊れて使えない状態であれば廃棄処分するしかありませんが、美品であれば他の処分方法を検討できるでしょう。
しかし、所有者がはっきりしない自転車は安易に処分するべきではありません。
所有者から盗難被害を訴えられるなどの思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。
では、具体的にどのような流れで処分するとよいのでしょうか?
以降の章で、廃棄処分、リサイクル、所有者不明の自転車処分、3つのケースについて掘り下げて紹介していきます。ぜひご覧ください。
自転車を廃棄処分する判断ポイントは、「破損していて修理にお金がかかる場合」です。
修理に手間とお金がかかる場合は、リサイクルショップ等で買い取ってもらえる可能性が低くなるでしょう。
リサイクルできない場合は、廃棄処分が必要です。具体的には以下の3つの方法があります。
処分費用ですが、おおよそ以下のとおりです。
行政サービスを利用するので安価に処分できます。
しかし、「ゴミ処理場へ持ち込み」では、自転車の持ち込みを制限している場合があります。
持ち込みによる廃棄処分を検討する場合は、事前に行政のホームページなどで情報を確認しましょう。
廃品回収サービス利用では、事業者によって料金に大きな差があります。
依頼するとすぐに引き取りにきてくれるメリットはありますが、料金が高額になってしまう場合も多いです。
処分費用や処分を急ぐのか、といった条件と相談の上で利用を検討しましょう。
自転車が美品でまだ使える、もしくは軽微な修理で使えるようになりそうなどの場合、売却処分によるリサイクルを検討しましょう。
使用可能な自転車を廃棄処分してしまうのは勿体無いですし、何より環境にやさしくありません。また、売却できれば臨時収入にもなりますので、ぜひ売却処分をご検討ください。
具体的な売却先としては、2つ考えられます。
売却先は買取専門店をオススメします。
自転車買取を専門に行っていることもあり、売却時の手続きがスムーズに進みます。
しかし、地域によっては近隣に買取専門店がない場合もあるでしょう。
そのような場合は、リサイクルショップが利用しやすいこともあるかもしれません。
あなたの状況に応じて、売却先をどちらにするか選択しましょう。
防犯登録は、500円と安価に行えるため、多くの方が利用しています。
自転車を処分する時は、必ず防犯登録の抹消手続きしましょう。
防犯登録の抹消手続きしないで処分してしまうと、思わぬトラブルに見舞われることがあります。
トラブルを避けるためにも、防犯登録の抹消手続きしない場合に起こりうる2つのトラブル事例と、防犯登録抹消手続きの方法を確認してみましょう。
粗大ゴミを廃棄する場合は、ゴミ置き場に自転車を移動してから実際に回収されるまで、時間がかかる場合があります。
依頼してからすぐに回収されれば問題はありませんが、行政サービスを利用する以上、回収は順番待ちになります。
そのため、実際に回収されるまで1ヶ月以上の期間が空くといった状況が考えられるでしょう。
このような場合、不要な自転車といっても盗難にあう可能性があります。
回収待ちのあなたの自転車が盗難にあえば、所有者確認のため警察署への出頭は避けられません。
防犯登録の抹消手続きをしていないと、警察署に出頭するために時間と労力を消費しなければならない、という不利益を受ける可能性があります。
売却処分した自転車の防犯登録が抹消されていない事例を考えてみましょう。
防犯登録されている自転車に乗っていると、所有者確認のために警察官から職務質問を受ける場合があります。
このような状況で、自転車の所有者としてあなたの情報が登録されたままだと、新しい所有者が窃盗犯扱いを受けてしまう可能性があります。
上記のようなトラブルに見舞われると、関係者への謝罪や事後対応などで、あなたの貴重な時間を奪われてしまいます。
そうならないためにも、自転車を処分する際は防犯登録の抹消手続きを確実にしましょう。
防犯登録の抹消手続きは、最寄りの「自転車防犯登録所」で簡単にできます。
以下の2点を準備して、手続きしましょう。
所有者不明の自転車が、あなたの管理する私有地に放置されているといったことはありませんか?
まず、放置自転車が盗難車でないかを警察署に確認しましょう。
確認方法は、最寄りの警察署に「放置自転車の撤去したいので、盗難車でないかを確認したい」ことを伝えましょう。
その際、放置自転車の防犯登録証、外観についての情報があれば確認がスムーズに進みます。
万が一、盗難車両だった場合は警察側でも処理を進めることになるので、指示にしたがって対処してください。
盗難車両でないことが確認出来たら、処分をどのように進めるかを決めましょう。
処分にかかる費用負担がありますが、放置自転車の回収している事業者へ依頼するとスムーズに処分できます。
自分で廃棄処分する場合は、費用がおさえられる反面注意が必要です。
放置自転車とはいえ、所有権は持ち主にあります。
2週間~1ヶ月程度警告表示すると安心です。
警告表示は「〇年〇月〇日まで警告表示された状態で放置されていれば、撤去、処分します」などとするといいでしょう。
また、放置状況や警告表示状況を撮影した写真を残しておくと、所有者が現れた時も安心です。
今回は、自転車の処分方法や、自転車を売却する方法についてご紹介しました。
自転車を廃棄処分、売却処分、放置自転車を処分する場合の方法を紹介しました。
いずれの場合も、防犯登録の抹消手続きを確実にして、処分時の手続き書類等は手元に残しておくようにしましょう。
万が一、処分に関連したトラブルが生じた際も安心です。
迷った際は、本記事の内容を参考に自転車処分を進めていただけると幸いです。
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