産廃・不用品の処分についての疑問にお答えします!

【引っ越しのゴミ】正しい引っ越しのゴミを処分する方法はコレで決まり!

【引っ越しのゴミ】正しい引っ越しのゴミを処分する方法はコレで決まり!

引っ越しの時、処分に困るのが大量のゴミと不用品です。
物を整理すると必然的にいらないものがアレコレと出てきます。

引っ越しを伴う整理整頓ともなると、その量は計り知れません。

なかには転居を機に家具を一新することもありますが、これまで使っていた家具の処分に困る方も多いでしょう。

しかし、引っ越し出でたゴミや、不用品は適切に処分するルールがあります。

不法投棄や元住居への放置はマナー違反どころか、法に反する場合もあります。

そこで今回は、引っ越しのゴミを処分する方法について詳しく解説します。
引っ越しのゴミで、お悩みを解決したい方は必見です。

【引っ越しのゴミ】通常ゴミと粗大ゴミに分かれる!

【引っ越しのゴミ】通常ゴミと粗大ゴミに分かれる!
ゴミといっても全てを同じ方法で処分するわけではありません。

引っ越しの時に出るゴミは、大きく2種類に分けられます。
「通常ゴミ」と「粗大ゴミ」です。

通常ゴミは日常的に家庭から出るゴミのことを言います。
可燃、不燃、資源や有害で分別して処分するのが一般的です。

細かな分別方法や回収日は自治体によって異なり、住んでいる地域のルールにのっとってゴミを出します。

引っ越し当日に困らないよう、回収日を確認して計画的に処分しましょう。

しかし、大量のゴミが出る場合はこの限りでなく、いつもの収集所へ出しても回収してもらえないことがあります。
そのため、自治体の処理センターへ持ち込んだり、専門の業者へ回収を依頼する必要があります。

引っ越しでさらに困るのは、粗大ゴミの処分です。

粗大ゴミとは家具や家電、布団や自転車など大きくて通常ゴミとして処分できないもののことです。

日常的に処分するわけではないので、処理方法に悩む方も多いでしょう。

しかし、収集所などに放置すると不法投棄として罰せられてしまいます。
大量の通常ゴミと同様、自治体もしくは専門業者に回収を依頼する必要があります。

引っ越しのゴミを処分する不用品回収業者とは?

引っ越しのゴミを処分する不用品回収業者とは?
自治体以外に不用品や、引っ越しで出たゴミを回収してくれる専門業者がいます。
通常ゴミはもちろん、粗大ゴミも引き取ってもらえます。

粗大ゴミのなかでも処分に悩む大型家電や、楽器も回収可能です。

専門業者はさまざまな地域にいるので、大量のゴミや不用品を一掃せねばならない引っ越しの心強い味方となります。

引っ越し業者にも不用品回収を依頼できるケースがありますが、回収できる品目は不用品回収業者の方が多いです。

また、不用品回収業者に引っ越し作業を依頼できる場合もあります。
不用品が多く、引っ越しと同時に処理したい方は一括しての依頼も視野にいれていいかもしれません。

引っ越しのゴミを自治体や不用品回収業者に依頼するメッリト

引っ越しのゴミを自治体や不用品回収業者に依頼するメッリト
引っ越しのゴミは、自治体もしくは不用品回収業者への回収依頼がオススメです。
ここで具体的なメリットを解説します。

自治体の不用品回収は、地域の住人であれば誰でも依頼できます。

清掃事務所に連絡すれば収集日以外でも回収してもらえるケースもあり、高齢者など身体の不自由な方については自宅の玄関先まで取りに来てくれる自治体もあります。

なかには古着や家具のリユースを受け付ける自治体も。相談次第では柔軟な対応をしてもらえることがメリットといえます。

不用品回収業者の強みは、回収品目の幅広さです。
大型家電や楽器、自転車や布団など家中のあらゆる不用品を回収してもらえます。

自治体では回収困難なものでも引き取り可能です。
再利用できそうなものは買取を実施しています。

また、顧客の指定した日時に訪問するため都合に合わせて不用品を整理できます。
24時間営業の業者も多く、引っ越し前の忙しい時期には大変ありがたい存在です。

引っ越しのゴミを自治体や不用品回収業者に依頼するデメリット

引っ越しのゴミを自治体や不用品回収業者に依頼するデメリット
一方でそれぞれにデメリットがあることも事実です。
自治体と不用品回収業者、依頼する際の注意点を解説します。

引っ越しに伴う大量のゴミを自治体のルールにのっとって処分する場合、自ら処理センターへ持ち込まねばなりません。
持ち込むのには時間も手間もかかります。

自家用車がなければそもそも運搬が不可能でしょう。
加えて処分前に分別が必須なのも負担です。

粗大ゴミに関しては一部回収不可だったり、事前連絡が必要なものもあります。
引っ越し前の忙しい時期には少々煩わしい手間が多いのがデメリットです。

不用品回収業者の懸念点は回収費用です。
業者によって大きく金額が変わり、場合によってはかなり高額なケースもあります。

必ず事前に見積もりをとってから依頼する必要があります。

複数の見積もりをとって比較し、予算に見合う業者を選びましょう。
あわせて気をつけたいのは悪徳業者の存在です。

「無料で回収します」などとうたっておきながらとんでもなく高い料金を請求したり、ゴミを不法投棄したりと迷惑行為に及ぶ業者も少なくありません。

怪しいと思ったら、許可を得て営業している業者かどうか調べて依頼しましょう。

街中をトラックで走って宣伝している悪徳業者もいるため、あまり安易に業者を決めないことが大事です。

自治体や不用品回収業者に依頼すると費用はいくら?

自治体や不用品回収業者に依頼すると費用はいくら?
自治体と不用品回収業者の業務内容やメリットとデメリットを解説しましたが、それぞれ費用はどのくらいかかるのでしょうか?

自治体の料金

自治体に関しては、地域ごとに金額が違います。
通常ゴミは重さによって料金が設定されてる場合がほとんどです。

自治体によって金額はさまざまですが、10kgあたり300〜400円程度で回収してもらえます。
粗大ゴミについては品目によって細かく料金が定められています。

例えば、タンスでも高さによって金額が違ったり、椅子でも1人掛けなのか2人掛けなのかで異なります。

自治体によって料金がかなり違いますが、400〜2000円程度で大体の家具や家電を引き取ってもらえます。

処分するものが決まったら、必ず事前に金額を確認して回収を依頼しましょう。

不用品回収業者の料金

業者によって金額が異なりますが、代表的な品目の相場は以下の通りです。

  • タンス…4000円〜
  • ソファー…3000円〜
  • テーブル…2000円〜
  • ベッド…4000円〜

家電の場合は以下のリサイクル料金がかかります。

  • エアコン…972円
  • テレビ(16型以上)…2916円
  • 冷蔵庫(170l以下)…3672円

家具でも家電でも上記の料金に数千円の運搬料が追加されます。

例えば、タンスを引き取ってもらう場合は大体1万円程度だと考えるといいでしょう。

しかし、引っ越しを伴う不用品回収の場合、大量のゴミを一度に出すことがほとんどです。

単品ずつの値段だと高くついてしまうため、「トラックつめ放題プラン」を用意している業者が数多く存在します。
こちらの相場は以下の通りです。

  • 軽トラック…10,000〜20,000円
  • 1tトラック…20,000〜30,000円
  • 2tトラック…30,000〜40,000円

複数の粗大ゴミと大量の通常ゴミを引き取ってもら場合は詰め放題を利用した方がよさそうです。

処分するものが決まったらまずは、不用品回収業者に問い合わせて見積もりをしてもらいましょう。

引っ越しゴミは正しく処分しましょう!

今回は、引っ越しのゴミを処分する方法について詳しく解説しました。

引っ越しは家中を一掃する一大イベントです。
引っ越しで出たゴミや、不用品は正しい方法で処分しないといけません。

元の住居に放置すると後から処分費用を請求されてしまいます。

不法投棄などはもってのほかで、5年以下の懲役または1000万円の罰金が科せられる法律違反です。

自治体もしくは不用品回収業者に依頼し、適正に破棄しましょう。

自治体での回収は不用品回収業者に比べて費用は安いですが、処理センターへの持ち込みなどに手間がかかります。

引っ越し前の忙しさを考えると、費用がかかっても手間のかからない不用品回収業者へ依頼する方がいいでしょう。

不用品の回収に関してさまざまなサービスを展開する業者も多いので、まずは一度問い合わせることをオススメします。

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記事の監修: 産廃のはてな編集部
「産業廃棄物に関する知識をもっと身近に!」をモットーに、産廃関連の疑問点や不明点を解決する情報メディア「産廃のはてな」でライターとして活動。3年以上におよぶブログ運営の情報を発信しています。