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【蛍光灯の処分方法】蛍光灯を処分!燃えるごみ?燃えないごみ?正しい処分方法について

【蛍光灯の処分方法】蛍光灯は燃えるごみ?燃えないごみ?正しい処分方法について

処分したい蛍光灯、燃えないごみということは分かりますが自治体回収で処分してもいいのか迷う方は多いものです。
それでは蛍光灯は一体何ごみで処分すればいいのでしょうか?
家庭から排出されるごみは、地域によって回収ルールが異なりますが不燃ごみや資源ごみとして処分してもらえます。
また、回収ボックスを利用して処分することも可能です。
一方事業者から排出される蛍光灯は自治体ごみの対象とならず産業廃棄物として処分しなければいけません。
今回は、蛍光灯の正しい処分方法について詳しくご紹介いたします。

【蛍光灯の処分方法】蛍光灯は何ごみ?

【蛍光灯の処分方法】蛍光灯は何ごみ?

蛍光灯は有害物質の水銀や蛍光塗料が含まれているため燃えるごみとして出すことができず、基本的に不燃ごみや資源ごみとの分類になります。

また、会社や工場など事業者から排出される蛍光灯は、産業廃棄物として処分します。

その背景には、廃棄物処理法の改正によって平成29年10月1日の改正が影響します。
水銀廃棄物に関する規制が強化され、「水銀使用製品産業廃棄物」に分類される蛍光灯は、法規制の対象となりました。
水銀使用製品廃棄物の対象となった蛍光灯やボダン電池は、蛍光灯は危険かつ貴重な資源を含んでいるため、適切に処分する必要があります。

【蛍光灯の処分方法】蛍光灯の処分方法

【蛍光灯の処分方法】蛍光灯の処分方法

では、蛍光灯の処分方法にはどのような種類があるのか、4つの方法をみていきましょう。

□自治体回収

不燃ごみまたor資源ごみとして回収してもらう
・地区で指定されたごみ置き場で回収するステーション回収
・市町村庁舎等で回収される拠点回収
・決められた場所で定期的に回収されるコンテナ回収
などの方法があります。
これらは地域によって決められているため、お住いの地域がどのような方法で回収しているか確認しなければいけません。

例えば地域の回収方法は以下の通りです。
【東京都渋谷区】
区役所等での拠点回収
※資源ごみとしての扱いになる
※割れないよう、蛍光管購入時に入っていた箱に入れていただくか、紙に包んで出す

【大阪府大阪市】
区役所等での拠点回収
電話申し込みによる訪問回収
(住まいの地域の担当する環境事業センターへ電話にて申し込みすれば、自宅まで回収にきてもらえます)
※破損防止のため、紙箱や紙筒に入れるか、新聞紙等で包んで

【川崎市】
生活環境事業所などでの拠点回収
普通ごみ
厚紙等に包み「蛍光管」と表示して普通ごみの日に出す
割れた蛍光管は「蛍光管キケン」と表示。

【京都府福知山市】
資源ごみとしての扱いとなり、空きビン・紙パックなどの回収と同様
※紙ケースに入れるか、新聞紙等に包んで「蛍光管」と明記し空きビンの日に出

□回収ボックス

蛍光灯は家電量販店や商業施設、ホームセンターなどに設置されている回収ボックスで処分することも可能です。
店舗入り口や蛍光灯販売ブースの近くに設置されていることが多く、「蛍光灯専用」や「小型家電回収ボックス」と表示されています。

□リサイクル業者

蛍光灯は有害物質の水銀が含まれていますが、貴重な資源であるレアアースも含まれているためリサイクルに適しています。
そのためリサイクル業者での買い取り回収も利用することができます。

□不用品回収業者/産業廃棄物処理業者

蛍光灯の処分は地域によってルールが異なり、処分する際の梱包などが複雑です。
産業廃棄物処理の許可を得ている専門業者に処分を依頼すれば手間なく処分することができ、他の不用品もまとめて処分してもらえます。

また、会社や工場から排出される蛍光灯は産業廃棄物として産業廃棄物処理業者に委託しなければいけません。
水銀使用製品産業廃棄物に該当する蛍光灯は、「ガラ陶」と「金属くず」と「廃プラスチック類」に『水銀使用製品産業廃棄物を含む』という条件が付与された許可業者に委託する必要があるので注意しましょう。

【蛍光灯の処分方法】不適切な処分は罰則対象となる

【蛍光灯の処分方法】不適切な処分は罰則対象となる

不要になった蛍光灯を排出する会社や工場など事業者には排出責任があり、適切な処分をしなければ罰則の対象となります。
また、委託先の産業廃棄物処理業者が不適切な処分をしても排出事業者の責任が問われることになり、企業としての信頼が失墜するリスクとなります。
また、排出事業者である企業や工場が罰せられるため適正な処分が重要です。
適切に産業廃棄物を処分してもらえるよう信頼できる産業廃棄物処理業者を見極めましょう。

【蛍光灯の処分方法】蛍光灯を処分する際の注意点

【蛍光灯の処分方法】蛍光灯を処分する際の注意点

蛍光灯は小さな衝撃でも簡単に割れてしまうデリケートなものです。
割れた破片で怪我をするため危険というのはもちろんですが、より危険な物質「水銀」が含まれています。
割れた蛍光灯から気化した水銀が空気中に拡散すると肺から吸収されてしまい、それが人間の体内に蓄積されることで健康被害のリスクが高まります。

処分する際は中味が見えるビニール袋に入れたり新聞紙で巻いたり、運搬時に破損しないように厳重に梱包しましょう
また、「蛍光灯」「キケン」といった表示をして危険防止に努めなければいけません。
処分が大変な蛍光灯は、ごみ回収のプロである不用品回収業者やリサイクル業者を利用することをおすすめします。

【蛍光灯の処分方法】蛍光灯の処分費用の目安

【蛍光灯の処分方法】蛍光灯の処分費用の目安

気になるのは蛍光灯を処分する際にかかる費用ですね。
自治体ごみとして回収される場合は無料で回収してもらえますが、自治体ごみの対象となるサイズオーバーした場合や有料回収の対象となっている地域では処分費用が必要となります。
有料となる地域の場合、蛍光灯の処分費用目安としては300~1,000円程度です。

不用品拐取業者を利用する場合は、地域や業者によって異なりますが1,000円~5,000円が目安となります。
他にまとめて不用品を回収してもらう場合は、よりお得に回収してもらえるでしょう。

マナーを守って蛍光灯を処分しよう

いかがでしたでしょうか?
蛍光灯の正しい処分方法についてお伝えしました。

蛍光灯の処分方法は基本的な部分はどの地域も同じですが、細かいルールはそれぞれ異なるため、住んでいる地域のルールを確認し、適切に処分する必要があります。

個人で不用品回収業者に依頼する場合や事業所から出た蛍光灯を産業廃棄物回収業者に依頼する場合は、情報収集をして信頼できる業者・蛍光灯を処分できる許可を得ている業者かどうか確認し委託しましょう。

「株式会社スリーエス」では、空き家整理や産業廃棄物処理・リサイクル・ハウス、オフィスクリーニング・シロアリ駆除・不用品回収に対応し、生活環境や職場環境の快適空間作りのサポートをいたします。
蛍光灯の処分についてお困りのことがあれば、ぜひ当社へお気軽にお問い合わせください。

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記事の監修: 産廃のはてな編集部
「産業廃棄物に関する知識をもっと身近に!」をモットーに、産廃関連の疑問点や不明点を解決する情報メディア「産廃のはてな」でライターとして活動。3年以上におよぶブログ運営の情報を発信しています。