新しい洗濯機を購入したため、古い洗濯機を処分したいけど処分方法について悩んでいませんか?
洗濯機を処分する時の注意点は「家電リサイクル法」の対象となっているため粗大ゴミとして捨てられないことです。
「リサイクル料金」と「収集運搬料金」を出して購入した店舗や、買取業者へ引き取ってもらいましょう。
今回は、洗濯機を引き取ってもらう方法や、洗濯機を引き取ってもらう料金相場についてご紹介します。
「洗濯機も粗大ごみに出せばいい」と思っている方も多いかと思いますが、洗濯機は粗大ごみとして出せない家電として定められています。
洗濯機は、家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)の対象となり、粗大ゴミとして処分できず、違法に処分すると罰則規定があります。
【罰則第25条(法人第32条)】
5年以下の懲役もしくは1,000万円(法人は3億円)以下の罰金、又はその両方に科せられます(不法投棄未遂も罰する。)
家電リサイクル法とは、以下のように定義されています。
“一般家庭や事務所から排出された家電製品(エアコン、テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)から、有用な部分や材料をリサイクルし、廃棄物を減量するとともに、資源の有効利用を推進するための法律”
【引用】経済産業省:家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)
廃棄物を少なくし環境汚染のストップ、リサイクルの推進を目的にしています。
環境を守りエコの意識を高めるメリットがある反面、処分や再利用するための費用がかかるため不法投棄や、リユースに繋がらないといったデメリットがあります。
洗濯機を処分する方法としては大きく分けて6つの方法があります。
洗濯機を買った店や、買い替える店には引き取る義務があり、新しく洗濯機を購入する店舗で引き取りを依頼するか、これまで使用していた洗濯機を購入した店舗で引き取りを依頼します。
通信販売やテレビショッピングの購入問わず依頼しましょう。
「リサイクル料金」と「収集運搬料金」は必要ですが、自治体によっては回収している地域もあります。
方法が分からない場合は市区町村へ相談してみましょう。
郵便局に備え付けの家電リサイクル券に必要事項を記入し、リサイクル料金を振り込み指定引き取り場所へ持参します。
以下のURLより最寄りの指定引き取り場所を選びましょう。
【参照】家電リサイクルセンター都道府県別指定引き取り場所一覧
状態がいい洗濯機や、購入して日が浅い洗濯機の場合は、買い取り業者へ引き取ってもらえばリサイクル費用がかからず収入になるためお得です。
出張買取に対応している店舗もあるため運搬の手間がないのも嬉しいですね。
大掃除や片付け、引っ越しなどで不用品が多い場合は、まとめて処分してもらえる不用品回収業者がオススメです。
依頼から引き取りまでスピーディーにしたい人にオススメです。
家電リサイクル法の対象となる品物を引き取り依頼する場合は、トラブルに巻き込まれないよう信頼できる業者を選ぶ必要があります。
比較的新しく人気のタイプの洗濯機は、オークションやフリマアプリでも購入される確率が高いため、少しでもお財布の足しにしたいという方にはオススメです。
ただし、購入者とのやり取りや配送の準備、手続きなどに時間や手間がかかり、いつ購入されるかの目途がたたないため早く処分したい方には向いていません。
新しい洗濯機を家電量販店で購入し、そのまま古い洗濯機を引き取ってもらう場合は、所定のリサイクル料金+αの料金が必要です。
料金相場は「リサイクル料金+運搬費」540円~1,600円程度です。
各店によって運搬費にかかる費用が異なるため確認しましょう。
古い洗濯機のみの引き取りの場合には、料金を支払えば引き取りのみにも対応し、費用は「リサイクル回収料金+収集運搬料金」が必要となります。
不用品回収業者に依頼する場合は、料金も家電小売店と同じか少し割高で4,000円~7,000円前後が相場です。
不要な家具家電をまとめて引き取りを依頼する場合は、安くなる可能性があります。
不要品が多くまとめて処分してもらいたい場合は、スピーディーで手間のかからない不用品回収業者に依頼するのがオススメですが、気を付けたいのは業者選びです。
特に「無料回収~」とアナウンスしている巡回業者に依頼したところ数万円の高額請求された費用に関するトラブルが目立ちます。
悪質な不用品回収業者にあたらないために、自己防衛しましょう。
書面やメールで見積もりをもらい処分費用がいくらになるのか把握し、追加料金がかからないかの確認し領収書も必ず受け取りましょう。
業者を選ぶ時はインターネットで会社情報や、口コミを確認し信頼できるかどうか判断しましょう。
トラブルに合わないよう気を付けましょう。
もしトラブルや疑問に感じる点があれば、消費者センターへ相談してください。
「不要な洗濯機を処分するのにお金をかけたくない!」という方は買い取り業者に依頼したり、地域掲示板で譲る、オークション・フリマアプリで売るのがオススメです。
買い取り業者に買い取ってもらう場合は、どんな洗濯機でも買い取ってもらえるわけではなく年式や、状態など買い取り条件が決められています。
買い取り対象となるのは基本的に製造から5年未満の洗濯機とされている場合が多く、3年以内製造の洗濯機では高価買い取りをしている店が多いようです。
縦型洗濯機の場合は0円~12,000円、ドラム式洗濯機の場合は0円~30,000円が相場です。
買い取り価格のつかない0円の洗濯機は、リサイクル料金を支払い引き取ってもらうことになります。
買い取り業者やオークション・フリマアプリでは、国内メーカーで付属品が揃っている美品であれば買い取り価格が高くなる傾向です。
今回は、洗濯機を引き取ってもらう方法や、洗濯機を引き取ってもらう料金相場についてご紹介しました。
「不要になった洗濯機を早く処分したい」からといって安易に不用品回収業者を利用するのではなく、家電リサイクル法を順守し、費用が明確な業者を慎重に見極めトラブルに巻き込まれないようにしましょう。
洗濯機が不要になった場合、家電リサイクル法に基づいて適切に処分しなくてはいけません。
新しい洗濯機を買うタイミングであれば、購入した家電量販店へ古い洗濯機を引き取ってもらうのが最もスムーズな方法でしょう。
もし洗濯機の処分方法が分からないときは、地方自治体の環境課などに相談すれば、適切な業者を紹介してくれることがあるため相談してみるのもいいでしょう。
※この記事に含まれる情報は公的機関の掲出物ではありません。お客様の責任でご利用ください。