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土嚢など不要な土の捨て方とは?引取業者のサービス内容を紹介

水害対策などで土嚢を購入したり、自宅栽培用の腐葉土を購入したりしている方も多いのではないでしょうか。土を購入した後、不要になった時にどのような捨て方があるのか、分からない方もいるかもしれません。
土嚢などの土は、普通のゴミとして引き取りをしていない自治体も多いです。いらなくなった土の処分は、地域のルールなどに則って、正しく対応する必要があります。山や公園など、公共の場所に廃棄するのは不法投棄に当たります。
今回は、土嚢など不要な土の捨て方について解説します。自治体以外への依頼方法や、不要な土を取り扱う専門業者のサービスなどについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

【土嚢など土がいらなくなる状況の具体例】
購入などで手に入れた土が不要になるケースは、普段の生活においても発生する場合があります。土嚢など不要な土がいらなくなる状況の具体例を、以下に3例紹介します。
災害用の土嚢が不要になる
ガーデニングや観葉植物の植え替えをする
庭づくりで土が余った場合
土嚢は、水害時に活躍する防災グッズです。自宅への浸水を防ぐため、土嚢を敷き詰めて対策をします。引っ越しをする際や、自宅の水害対策を行った場合など土嚢が不要になる場合もあるでしょう。
また、ガーデニングや観葉植物の栽培を趣味にしている方も多いのではないでしょうか。植物を生き生きと育てるためには、定期的に土を変えて植え替えをすることが大切です。使い終わったほうの土は、廃棄する必要が出てきます。
さらに、一戸建てで庭を備えている住居に暮らしている場合、庭づくり用に土を購入する場合もあるでしょう。多めに購入した結果、土が余ってしまうケースは意外に多いです。土を廃棄しなければならなくなるケースは、個人での日常生活においても意外にあります。

【土嚢など不要な土の処分方法4選】
土嚢などの不要な土は、通常ごみとして引き取ってくれない自治がほとんどです。自治体のごみ集積所に出しても、引き取ってくれないケースが多いです。では、不要な土はどのようにして処分すればよいのでしょうか。土の基本的な捨て方を、以下に4例紹介します。
自宅の庭や畑で再利用をする
近くの農家に引き取ってもらえないか相談する
購入店やホームセンターに引き取ってもらう
土を回収している専門業者に依頼する
自宅に庭や畑などがある場合は、不要な土を再利用する方法があります。廃棄せずに処分ができるため、効率のよい方法といえるでしょう。
近隣に農家がある場合は、土を利用する機会は多いため、引き取ってもらえるかもしれません。費用をかけずに処分できるケースも多いため、手軽で便利です。
土を購入したホームセンターの中には、不要な土を引き取ってくれる場所もあります。店舗によっては対応していないケースもあるため、事前に相談するとよいでしょう。
あるいは、不要土を引取対応している専門業者に依頼する方法があります。基本的に有料での対応であるため、業者ごとのサービス内容を比較することが大切です。

【ごみとして自治体が引取できないのはなぜ?】 
不要な土は、基本的には自治体で引き取ってもらえないと解説しました。自治体は、なぜ不要な土を通常のごみとして引き取ってもらえないのでしょうか。
土は、自然に由来している物体であるため、そもそも勝手に廃棄してはいけないというルールがあります。公園や山および河原など廃棄すれば誰にも分らないと思う方も多いかもしれませんが、不法投棄として罰せられる可能性があります。公共の場所で土を捨てると、土の状態によっては病原菌や細菌を拡散させてしまう恐れもあるため、勝手な廃棄が禁止されているという側面もあるでしょう。
また、土は焼却して処分ができないため、自治体としても引取りをして処分が難しい側面もあります。引取をしても処分方法がないため、引取を断っています。
しかし、一部の自治体では不要な土の処分に応じているところもあるので、自分が住んでいる地域の自治体のルールを確認して、廃棄できるかどうかをチェックしましょう。

【不要な土嚢を放置するとさらに廃棄が難しくなる】
不要になった土が発生しても、処分方法がわからなかったり面倒に感じたりして、そのまま処分せず放置してしまっている方もいるのではないでしょうか。しかし、不要な土は放置しておくとさらに廃棄が難しくなってしまう恐れがあるため、土が不要になった場合は早めに処分を検討するほうがよいでしょう。
たとえば、土嚢を長期間放置しておくと、土を入れている袋が破けてしまい中身がこぼれてしまうことが多くなります。袋が破けた箇所から雑草が生えたり、石や砂利などが混入してしまう恐れもあります。
土を引き取ってくれる専門業者の中には、土以外の混入物が多いと、引取を拒否するところも多いです。専門業者にも引き取ってもらえなくなると、処分の方法が限られてくることになるでしょう。
不要な土が発生した場合は、時間が経過して余計な手間を発生させないよう、できるだけ早めに対処することをおすすめします。

【土嚢の引取りに対応する専門業者のサービス内容例】
土嚢など不要な土の引取対応をしてくれる、専門の廃棄業者があります。自宅に庭がない方や、引取り対応してくれる店舗が身近にない場合は、専門業者の活用を検討しましょう。
引取り専門業者は、依頼に費用がかかる分、充実したサービスを受けられるのが魅力です。たとえば、普通の土はもちろん園芸などで使用して草や砂利が混入しているものでも対応してくれる業者もあります。さらに、水槽の底石や底砂、レンガやコンクリートブロックなど土以外の不要品をまとめて処分してくれるところも多いです。
相談する専門業者を選ぶ場合は、信頼して作業を依頼できる業者を見極めることが肝要です。業者の中には、無免許で違法な対応をしているところがいるかもしれません。もし違法業者に作業を依頼すると、思わぬ不利益を被ってしまう可能性もあるため、実績があり安心して作業を任せられる業者を選びましょう。
業者の中には、不用品回収を自治体から委託されているケースもあります。自治体から認定された業者であれば、違法の可能性は限りなく低いため、業者選びに迷ったときは優先的に利用するとよいでしょう。

<まとめ>
【土嚢などの不要な土の正しい捨て方を理解して実践しよう】
土嚢など、使わなくなった土は基本的に自治体での引き取りは行ってくれません。不要な土の主な捨て方は、以下の4通りです。
自宅の庭や畑で再利用をする
近くの農家に引き取ってもらえないか相談する
購入店やホームセンターに引き取ってもらう
土を回収している専門業者に依頼する
山や公園に勝手に廃棄するのは、不法投棄として罰せられる可能性があるため、必ず正しい処分方法を採用しましょう。廃棄手続きが面倒で放置していると、雑草や石などが混入してさらに処分が難しくなってしまう恐れもあるため、できるだけ早めに処分することをおすすめします。
専門業者に依頼する際は、実績があり信頼して作業を任せられる業者を選定することが重要です。自治体から作業を委託されている業者など、信頼感のある業者を見極めて相談しましょう。

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記事の監修: 産廃のはてな編集部
「産業廃棄物に関する知識をもっと身近に!」をモットーに、産廃関連の疑問点や不明点を解決する情報メディア「産廃のはてな」でライターとして活動。3年以上におよぶブログ運営の情報を発信しています。