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貯水槽の管理者が行うべき貯水槽清掃と点検について解説!

ビルやマンションなどさまざまなところに設置してある貯水槽。
ビルのオーナーや貯水槽の管理担当になった人には貯水槽を綺麗に保つよう義務があることをご存知でしたか?

不特定多数の人が利用する貯水槽内の水はいつも綺麗で衛生的でなければなりません。
そのために貯水槽の管理者である立場になった方は貯水槽内の清掃、点検を定期的に行う義務が与えられています。
この定期的なメンテナンスはきちんと記録し、提出を求められた時には提示できるようにしておく必要もあります。
この義務を怠ると罰金などの罰則を命じられることも。
また、貯水槽内の衛生環境が悪くなると、利用する人の健康被害にも影響が出て大事件になってしまう可能性もあるでしょう。

でも、貯水槽の清掃、点検ってどうしたらいいのか?何したらいいのか?誰に頼んだらいいのか?
わからないことだらけの方もいるかもしれません。
この記事では貯水槽の清掃、点検の方法を解説します。ぜひ、参考にしてみてください。

  1. 貯水槽とは?管理者が行う義務とは?
  2. 貯水槽の清掃、点検を怠るとどうなる?
  3. 清掃を依頼する業者と選び方について
  4. 貯水槽の清掃と同じくらい大切な“検査”について
  5. まとめ
  6. お問合せ

貯水槽とは?管理者が行う義務とは?

ALCの用途とは?
まず貯水槽とは何なのでしょうか?
おそらくみなさんが想像しているのはビルやマンションの屋上なんかに設置してある大きなタンクでしょう。
もちろんそれも貯水槽の一つです。しかし、貯水槽は大きく分けて3種類に分けることができます。

ビルやマンションの屋上など高いところに設置されている貯水槽は高置水槽(別名:高架水槽)と言います。
通常地下を流れている水道管からビルなどの高層階に水を供給すると水圧不足になるので、あらかじめ高い位置に水を貯めておき、各階に水を供給するという仕組みを取れるようになっています。
地下を流れる水道管の水を貯めておくのが受水槽です。
高置水槽に水を貯めて前に一旦受水槽に溜めておくので、一般的には外の地面もしくは地下部分に設置されています。
そして、水ではなくお湯を貯めておく貯湯槽という貯水槽もあります。
加熱したお湯を貯めておく水槽で、病院や食品加工工場などに設置されています。

主に多くの人が利用する建物に設置されている貯水槽には管理責任を負う、管理者をつける必要があります。
管理者になった人は、貯水槽の清掃や点検を行う義務があり、その項目はさまざまです。
設備そのものの点検や水の状態観察、残留塩素測定、貯水槽内部清掃消毒及び水質検査、法定検査などをその項目ごとに定められた期間に合わせて定期的に行う必要があります。
一度、貯水槽内に入った水は水道局の管理から離れてしまうので、管理者が責任を持って水の安全面を守る必要があるのです。

貯水槽の清掃、点検を怠るとどうなる?

結論からいうと、貯水槽の管理者は最低でも年に1回は貯水槽の清掃と点検を行う義務があり、それを怠ると100万円以下の罰金が課せられます。
これは、水道に関する法律で定められており、守らないと法律違反になってしまうためです。
法律以外にも、各都道府県の条例で貯水槽の清掃について定められている場合もありますので確認が必要です。

また、貯水槽の清掃、点検を怠ることで起きる問題は罰則だけではないのです。
貯水槽は密閉されているからといって汚れないわけではありません。
貯水槽内に傷ができてしまうとそこから雑菌が繁殖したりしますし、金属部品が錆びてしまうと水にサビが混じってしまいます。
傷やサビを放っておくと貯水槽自体の腐食が進み、最悪な場合は虫の侵入・混入に繋がってしまうのです。
そんな不衛生な水を使用するなんて想像するだけでゾッとしますが、利用者でいるうちはそこまで意識しませんよね。
知らない間に口にしてしまうと体に悪影響を起こしてしまうのはいうまでもありません。

このように、罰則から逃れるためだけでなく、建物を利用する大勢の人の健康を守るためにも貯水槽の清掃・点検は必ず行わなければなりません。

清掃を依頼する業者と選び方について

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かなり大きな貯水槽ですし、人の安全にも関わってきますから自力で貯水槽の清掃を行うのは不可能です。
また、貯水槽の清掃には資格が必要でどこの清掃業者に依頼してもできるというわけではありません。
まずは、資格を持っている清掃業者を探して依頼する必要があるのです。
この時確認すべき点は“建築物飲料水貯水槽清掃業”という厚生労働省によって定められた基準をクリアしている業者でなければいけないという点です。
そして、基準を満たしているならどこでもいいというわけではありません。
お金がかかるものですし、業者によってもやり方は異なります。

・費用設定が明確であるかどうか
・貯水槽清掃の実績はあるか
・清掃や点検を行う前に丁寧に説明してくれるかどうか

以上3つのポイントを基準に業者を選ぶと良いでしょう。
やはり多くの実績がある業者の方が、清掃や点検に詳しくわからないことも教えてくれます。
費用面に関しては追加請求などないのか確認し、見積もりも計算してくれる業者を選ぶようにし、見積もりの内容も不明確な費用はないかきちんと事前に見ておきましょう。

余裕があれば、クチコミや評判もネットで調べておくと安心かもしれませんね。
法律に関わるところですので、業者選びは慎重に行うことをおすすめします。

貯水槽の清掃と同じくらい大切な“検査”について

貯水槽の清掃の重要性についてご説明してきましたが、清掃だけでなく検査も貯水槽の管理をする上で大切な項目となっています。
貯水槽そのものの検査や水質の検査も行うことで安全に使用できる貯水槽なのかを調べる必要があるのです。

貯水槽自体の検査を定めている法律は建築基準法第12条です。
不特定多数の人が利用するビルやマンションについている設備は定期的に検査を行い、行政に報告するよう定められています。
これは貯水槽も例外ではなく、安全で衛生的な水を守るために行う必要があるのです。
設置場所が適正かどうか、腐食や水が漏れていないかなどを6ヶ月から1年ごとに検査し行政機関に報告する必要があります。

また、貯水槽内の水質の検査も重要な検査の一つです。
建築物における衛生的環境の確保に関する法律というもので定められており、貯水槽内の水も飲料水の基準を満たしているかどうか検査する必要があります。
水質そのものもそうですが、その水質を保つための環境も整っているかを検査され、利用者が安心して水を飲めるようにしなければならないのです。

管理者は清掃だけでなく検査も必ず行わなければなりません。
大変な仕事ですが、ビルやマンションを利用する人の安全を守るためには必要不可欠なものなのです。

貯水槽の清掃依頼から検査まで

依頼する業者が決まったらあとは清掃するだけ!というわけではありません。
清掃するためには貯水槽の運転を止めなければならず、建物全体を断水させる必要があるのです。
突然断水させるともちろんパニックになってしまうので、10日前を目安に利用者全員に告知しておくのを忘れてはいけません。

当日がきたら、清掃の立ち会いをしなければなりません。
断水し、貯水槽内の水を全て排水、そして貯水槽内の清掃に入ります。
清掃が終わったら、清潔な貯水槽内の環境を維持するために消毒を行ってから水張りをします。
そして水質の検査を行い、断水を解除したら清掃、点検は終了となります。

この一連の清掃の流れは報告書として後日業者の方から提出されます。
水質検査の結果も含めた報告書になるのでしっかりと目を通しておきましょう。
もし、水質に問題があったり、貯水槽内に傷などの修繕の必要があったりすれば対処しなければなりません。

清掃後の報告書の確認、必要があれば修繕なども管理者の責任となっていますので最後までしっかりと行う必要があるのです。

まとめ


不特定多数の人が利用するビルやマンションですから、その貯水槽の清掃や点検は管理者の重要な義務となっています。
わからなかったでは済まされませんので、経験豊富な業者と連携をとって行いましょう。
利用する大勢の健康に関わってくる問題ですので、責任をもって管理する必要があるのです。
また、選ぶ業者も後にトラブルが起きないように信用できるところを選び、当日スムーズに清掃を行えるようにしましょう。
なかなか大変な作業ですが、管理者になった以上は安心安全の水の状態を守る必要があるのです。

お問合せ
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記事の監修: 産廃のはてな編集部
「産業廃棄物に関する知識をもっと身近に!」をモットーに、産廃関連の疑問点や不明点を解決する情報メディア「産廃のはてな」でライターとして活動。3年以上におよぶブログ運営の情報を発信しています。