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家庭ごみの定期回収は可能?大量ごみに対応できる業者のサービスを紹介

 

家庭ごみに定期回収のサービスを利用できるというのは本当でしょうか。定期回収といえば、大量のごみが定期的に発生する事業者が利用するサービスです。

しかし、身体が不自由で自分でごみ出しができない方や集積所が遠くて大変な方など、ごみの廃棄が難しい状況の場合があるため、家庭向け定期回収サービスを提供する業者があります。

家庭ごみの廃棄に日常的に苦労している方は、家庭向けの定期回収サービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。今回紹介する内容を参考にして、専門業者の定期回収サービスについて理解を深めてみてください。

【定期回収とは】

そもそも、定期回収とはどのようなサービスなのでしょうか。定期回収とは、廃棄物処理業者が、行政が指定する集積所以外の場所に定期的にごみ回収を行うサービスのことです。

一般的に、定期回収はオフィス・商業ビル・店舗などで日常の仕事に発生する廃棄物を定期的に回収するサービスであるため、事業者が利用するものです。事業者は、業種に関わらず家庭とは比べ物にならないほど廃棄物を毎日発生させます。

オフィス業務のみの会社はそれほど多くありませんが、製造業や建設業を営んでいる会社が発生させるごみは大量になるケースが多いです。廃棄業者は、そのような事業者向けに定期回収のサービスを提供します。

しかし、廃棄業者の中には事業者向けだけではなく家庭ごみの定期回収を行っているところがあります。一般的に、各家庭で発生するごみの量は事業者の物と比較すると少量であるケースが大半でしょう。そのため、廃棄業者としては定期回収を家庭ごみ向けに行わない場合が多いです。

家庭によってはごみの廃棄が難しいケースもあるでしょう。毎日のごみ処分に苦慮している方は、一部の事業者が行っている家庭ごみ向け定期回収サービスについて確認してみてはいかがでしょうか。

【家庭ごみの処分に定期回収が必要となる状況とは】

廃棄業者が実施しているごみ定期回収のサービスは、一般的には事業者向けのものであるものの、一部の業者において家庭ごみ向けに定期回収を実施している点を紹介しました。では、家庭ごみの処分において定期回収が必要になる状況にはどのようなものがあるのでしょうか。

家庭ごみは、事業者が発生させるごみと比較すると少量であるケースが多いです。しかし、少量であったとしても行政が定めるルールにのっとった廃棄が難しい家庭も存在します。ごみ廃棄のルールは、自治体が地域ごとにごみ集積所を定め、決まった曜日に決まった種類のごみを改修するのが一般的です。

家庭ごみの処分が難しい状況というのは、このごみ集積所へ廃棄物を持っていくのが困難な家庭であるケースが多いです。家庭ごみの処分が難しい状況として、主に以下のケースが想定されます。

  • 高齢であるため、あるいは身体に不自由がありごみ集積所に廃棄物を持っていくのが困難
  • ごみ集積所が遠方にありすぎてごみ出しが難しい
  • 周囲の住民にごみの内容をどうしても見られたくない

近年は、特に地方において独居老人が増えています。ごみ出しが大変な家庭も増えていると考えられます。また、プライバシーへの配慮を過剰なまでに考える方が増えているのも、家庭ごみの定期回収を利用する事例が増える要因となっています。

【家庭ごみの定期回収に対応する業者のサービスを紹介】 

近年は、家庭ごみの処分においても定期回収サービスへの需要が高まっている背景について紹介をしました。では、家庭ごみの定期回収サービスを行う事業者は、どのようなサービスを行っているのでしょうか。その具体例について、以下で紹介します。

もともとは事業者向けに定期回収を行っている業者でも、需要の高まりに応える形で家庭ごみ定期回収を実施するところが増えてきました。一戸建て・マンション・アパート問わず玄関先までごみを回収してくれる業者が増えています。

ある業者では、週に2回の家庭ごみ回収を玄関先に赴き実施しています。回収する時間についても相談次第で希望の時間で作業を依頼することも可能です。基本的に廃棄業者は地域を順番に巡ってごみ回収を行っているため、希望時間ぴったりに回収を受けられない場合も多いです。しかし、一度時間が決まれば、ほぼ毎回同じルートを通るため、ほぼ同じ時間帯でごみ回収をしてもらえるでしょう。

【大量のごみ処分にも対応してくれる業者もある】

家庭ごみの定期回収に対応する、廃棄業者のサービス内容について紹介をしました。家庭ごみの定期回収に対応する業者の中には、さらに大量ごみの一括処分にも対応可能なケースもあります。状況によって相談できる業者を知っておくと安心でしょう。

家庭ごみで大量の廃棄が必要になるケースとしては、以下のような状況が想定されます。

  • 引っ越しの際に不要物が大量に発生した場合
  • いわゆるごみ屋敷の整理清掃をする事態になった場合
  • 家族や親類のうち無くなった方の住まいで遺品整理の作業が必要になった場合

以上のような事例においては、ごみの量が多いのはもちろんのこと、粗大ごみ扱いとなる大型の家具やパソコンなど普通に廃棄ができない電化製品も多いです。本来は1品ずつ適切な手続きを踏む必要がありますが、大量に廃棄物があると面倒に感じる方も多いでしょう。

そこで、家庭ごみの回収に応じてくれる業者に依頼をすると、面倒な手続きをすべて代行してもらえるので、非常に頼りになります。家庭ごみの廃棄に苦慮する状況に至った場合には、家庭向けに廃棄物処理を行ってくれる専門業者に相談をするとよいでしょう。

【複数の業者に相談しよう】

廃棄業者の中には、定期回収だけでなく大量のごみの一括回収に応じてくれる場合もある点について紹介をしました。では、実際に家庭ごみの回収を依頼する業者を決める際には、どのような視点で判断すればよいのでしょうか。

まずは、家庭ごみ回収に応じてくれる業者を見つけるのが先決です。いくつかの候補を見つけたのちは、複数の業者に相談をすることをおすすめします。仮に1つの廃棄業者に魅力を感じ、依頼するに足りる業者であったと判断できたとしても、他の業社にも相談する方が良いでしょう。

家庭ごみの回収に要する費用について、相場を理解している方は多くないのではないでしょうか。場合によっては相場よりも高い金額を提示されているかもしれません。複数の業者に相談して相見積もりを取得することにより、家庭ごみ回収にかかる費用の相場をつかむことができます。

また、業者の担当者とやり取りをする中で、信頼して作業を任せられると感じられるかどうかも重要です。廃棄業者の中には、ごみを引き取った後に不当な処分をして利益を得ようとする悪徳な目的で営業をしているところがあるかもしれません。不法投棄をされてしまうと、ごみの元々の所有者に責任が及んでしまいかねません。

家庭ごみの定期回収や大量ごみの一括処分を依頼する際は、複数の業者に相談をして料金面の確認と信頼できる業者であるかの見極めをするのを忘れないようにしましょう。

【家庭ごみにも定期回収サービスが活用されている】

ごみの定期回収のサービスは、一般的には事業者が利用するものです。しかし、近年は自分でごみ廃棄が難しい状況の家庭が増えていることを背景にして、家庭向けの定期回収サービスの需要が増しています。

需要の増加に伴って、家庭ごみ処分に対応する業者も増加傾向にあります。玄関口までごみ回収を行ったり、時間指定に対応するなどサービス内容も充実しています。引っ越しや遺品整理などによる大量のごみにも対応可能な業者もあり、便利です。

業者を選ぶ際は、必ず複数の業者に相談をして相見積もりを取得しましょう。料金だけでなく担当者の信頼感などを踏まえて判断するのがおすすめです。家庭ごみの処分に苦労している状況にある方は、ぜひ廃棄業者の家庭ごみ定期回収サービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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記事の監修: 産廃のはてな編集部
「産業廃棄物に関する知識をもっと身近に!」をモットーに、産廃関連の疑問点や不明点を解決する情報メディア「産廃のはてな」でライターとして活動。3年以上におよぶブログ運営の情報を発信しています。