日本のごみの排出量は、世界で1位ということを知っていますか?
なんと1人あたり毎日1㎏ものゴミを排出しており、1年で計算すると家庭ごみだけで1~2tです。
その他ごみには家庭ごみ以外に、産廃ごみの排出も加わります。
適切な産廃の処理には、マニフェスト制度を活用し適正に収集運搬、処理(廃棄物管理)することだけでなく、環境にも配慮し収集、分別、リサイクルすることが大切です。
しかし、違法業者による不法投棄や高額請求などのトラブルがあるため、マニフェスト制度を活用して適切に産廃処理をする業者か、信頼できる業者か価格は適正かなどを見極める必要があります。
そこで今回は、産廃の処理にかかる価格や、産廃の注意点についてご紹介します。
ひと口に「ごみ」といっても家庭ごみや、業者から排出されるごみと様々あります。
大きく分けて2種類に分類されます。
一般家庭で日常生活から発生するごみのことで、家庭系ゴミ、事業系ゴミ、し尿、特別管理一般廃棄物などがあります。
建物の建設工事や工場で製品を生産する等の事業活動に伴って生じたもので、事業活動に伴って生じた廃棄物や、特別管理産業廃棄物のことをさします。
産業廃棄物(産廃)は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)によってさらに細かい分類となります。
ごみの種類によって以下のように20種類に分類されます。
記の産〇上記の業廃棄物に該当しないもの(例えばコンクリート固型化物)
キッチンリフォームで出た産業廃棄物の処理について、事例を挙げてご紹介します。
キッチンリフォームで出た廃材の撤去処分は、廃棄物処理法により事業者(リフォーム業者)の責任の下で、産業廃棄物(リフォーム廃材)を取り扱うことができる産業廃棄物処理業者に委託されます。
廃棄物を引き渡す際には、事業者は産業廃棄物処理業者(産廃処理業者)に産業廃棄物管理票(マニフェスト)を交付します。
マニフェストは、廃棄物処理法施行規則第8条で定められた形式に沿って作成され、適切に提出する必要があります。
産廃処理業者は、産廃物をリサイクル工場へ運搬し、木材、金属、ガラス、コンクリート、プラスティックなどをリサイクルします。
リサイクルが終了したら事業者に適正な処分をしたことが分かるように、産廃処理が完了した日付などを記載したマニフェストを事業者に返送し、処理状況を帳簿に記載する義務があります。
キッチンリフォームで出た廃材の産廃処理の流れについてご紹介しましたが、処理にいくらかかるのでしょうか?
費用の目安についてご紹介します。
キッチンリフォームで出た廃材の産廃処理にかかる費用の目安は、1立方メートル当たり約3,000円~8,000円とされています。
また、リフォーム廃材の中には有害物質が含まれる石膏ボードなどがありますが、石膏ボードの産廃処理にかかる費用は1立方メートル当たり約15,000円程度になります。
運搬費は運搬にかかる人員や重量によって異なり、2t車で約13,000円、4t車で25,000円とされています。
基本的に産廃処理にかかる費用は、廃棄物の種類により異なります。
上記は目安の費用となるため、実際の価格は地域や業者により異なります。
産廃処理をする場合は、事前に費用を確認してください。
違法な業者がする不法投棄によって、地球環境を破壊しているケースや、違法な高額請求などのトラブルが多く社会問題となっています。
そこでトラブル防止や環境保全のために、廃棄物に関する決まりである廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)やマニフェスト制度が確立されました。
委託処理する産廃はマニフェストで管理することが義務づけられ、排出事業者が産業廃棄物の処理を委託する際にマニフェストという書類を交わす必要があります。
産廃マニフェストには排出事業者が排出する産業廃棄物の種類、数量、運搬業者名などを記入して、産業廃棄物とともに処理の流れを確認する仕組みが明確にされています。
今回は、産廃の処理にかかる価格や、産廃の注意点についてご紹介しました。
産廃の処理する時は、マニフェスト制度を活用し適正に収集運搬、処理(廃棄物管理)することが大前提です。
また、環境の保全にも配慮し収集、分別、リサイクルして、適正な価格で処理する業者を選ぶ必要がある。
産業廃棄物処理業の許可を受け信頼できる産廃処理業者を見極めて、最終処理まで責任を持って見届けることが重要です。
「株式会社スリーエス」では、空き家整理や産業廃棄物処理・リサイクル・ハウス、オフィスクリーニング・シロアリ駆除・不用品回収に対応し、生活環境や職場環境の快適空間作りのサポートをさせていただきます。
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