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「レアメタルのリサイクル」レアメタルは貴重な資源!回収そしてリサイクルしよう!

レアメタルは貴重な資源!回収そしてリサイクルしよう!

「レアメタル」という物質、言葉をご存知でしょうか。
日本という狭い国の中で取り扱える資源というのは限られています。そんな中で注目されているのがレアメタルです。
レアメタルはリサイクルすることが可能で、材料となるレアメタルを回収することでリサイクルし再利用することができるのです。家電など身近なものに使用されているので、廃棄してゴミにされる前に回収することが重要となってきます。
この記事ではそんなレアメタルの可能性や私たちができることについてご紹介します。

「レアメタルのリサイクル」そもそもレアメタルとはどんなもの?

そもそもレアメタルとはどんなもの?

レアメタルは簡単に言うと「金属の一種」です。金や銀、銅、鉄など身近にある金属と同じ金属として分類されます。しかし、私たちが知っているような金属とは違いかなり貴重な金属です。どのように貴重なのかというと、まずそもそもの数が少なかったり、採掘や利用できるまでに精錬するのに手間やコストがかかりすぎてしまったりすることから流通量や使用されている量がかなり少ないのです。
実はレアメタルには明確な定義というものがありません。経済産業省によると「地球上の存在量が稀であるか、技術的・経済的な理由で抽出困難な金属のうち、安定供給の確保が政策的に重要」とされています。

ここまで聞くとなんだか遠い存在のように感じるかもしれませんが、レアメタルは身の回りのものに多く利用されてします。電気自動車などの次世代自動車と呼ばれるものの中の駆動用モーターの磁石やバッテリーにはリチウムやコバルト、ニッケルなどが使われています。また。エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機にはネオジム、ジズプロシウムが使われています。
このようにレアメタルは貴重な存在でありながら、私たちの生活を支える重要な素材であると言えるのです。

「レアメタルのリサイクル」レアメタルが貴重な理由とは?

レアメタルが貴重な理由とは?

レアメタルは数が少なく貴重だとご説明してきました。では、なぜそこまで貴重なものなのでしょうか。
基本的にレアメタルは他の鉱物の副産物として産出されることがほとんどです。採掘しようと思ってもなかなかできるものではありません。そもそもの資源の分布が地域的にばらついておりまとめて採掘することもできませんし、実は発見されてから比較的時間が経っていないので分離や精製が難しく生産できる量が少ないのです。また、レアメタルの代わりとなる物質を開発するのも難しく、代替品がありません。これらの理由からレアメタルは貴重で、できればすでに採掘されているものをリサイクルしようというのが今の日本の考えなのです。

「レアメタルのリサイクル」レアメタルを確保するためには?

レアメタルを確保するためには?

レアメタルの確保に向けてさまざまな取り組みがあります。
海外で積極的に探鉱を開発したり、資源の交渉を行ったり、代替品となるものを開発するために実験を進めたりと日本ではレアメタルの確保に力を入れています。それは、レアメタルを利用した産業がたくさんあり、日本の経済を支えているからなのです。
そんなレアメタルの確保のために一番力を入れている取り組みがレアメタルのリサイクル事業なのです。
レアメタルは他の鉱物の副産物で、そこからレアメタルとして精製するまでかなり難しいとご説明しました。実はこの精製する工程でレアメタルが含まれていながらも廃棄しなければならないものもあります。そういった「工程くず」を減らすのもリサイクルの一つです。また、私たちの生活に大きく関わるレアメタルの確保としては身近な家電などからレアメタルを回収するというもの。通常であれば大型ゴミや燃やせないゴミなどとして捨ててしまう家電類をリサイクルし、そこからレアメタルを回収するのです。こうした取り組みがレアメタルの確保に大きく役立っているのです。

「レアメタルのリサイクル」レアメタルのリサイクル方法とは?

レアメタルのリサイクル方法とは?

レアメタルのリサイクル方法はその物質によって異なります。
例えばニッケル。ニッケルは自動車や電子機器、半導体などの表面処理に大切な物質です。しかし、そのほとんどはインドネシアからの輸入に頼ってきたのが日本の現状です。インドネシアがニッケルの輸出を禁止することにしたため、日本にとっては大変困ったことになってしまい、ニッケルを確保するためにリサイクルするのが日本の課題となってきました。ニッケルのリサイクルを行うために使用済みのニカド電池やリチウムイオン電池を回収したり、ハイブリッド自動車から使用済みニッケル水素電池を回収したりしています。
回収したレアメタルはできるだけ「工程くず」を出さないように中間処理されます。分別、解体、粉砕、選別と効率よくレアメタルを回収できるよう処理を行うのです。そして精錬所で特定部品よりレアメタルが回収できるのです。

かなり難しいレアメタルのリサイクル。リサイクルしても得られるレアメタルは限られていますので、できるだけ多くの使用済み製品を回収しリサイクルに回していく必要があるのです。レアメタルを使用した製品がに海外へ流出したり、廃棄されてしまったり、家庭内にしまいこんであったりするとリサイクルするための母数が少なくなってしまいます。それを防ぐために「使用済小型家電電子機器等の再資源化の促進に関する法律」、通称小型家電リサイクル法が成立しました。日本では毎年多くの小型家電が廃棄されており、その中には再利用できるレアメタルが多く存在しています。これは都市鉱山とも呼ばれており、大きな課題となっています。

「レアメタルのリサイクル」レアメタルの回収のために

レアメタルの回収のために

レアメタルは貴重であること、輸入には頼れないということ、リサイクルが重要だということをご説明してきました。レアメタルの確保に向けてリサイクル事業が成長しています。

・パソコン
・携帯電話
・電子レンジ
・炊飯器
・掃除機
・カメラ
・デジタルオーディオプレイヤー
・電子辞書
・ゲーム機
・電源アダプタ
・電気カミソリ

これらはすべてレアメタルのリサイクルに活用できる小型家電です。これら小型家電の回収量は年々増加していますが、まだまだ未回収されずに廃棄されるものの方が多いというのが現状です。そのため各市町村や認定事業者が回収に向けて取り組んでいます。
小型家電の回収方法としては、不燃ごみの中から手作業で回収したり、住民の持ち込みによるステーション回収、回収ボックスの設置、イベントで回収したりなどさまざまな方法をとっています。普段は意識していなかったことでも、意識すると自分がレアメタルの回収に協力できることがあるのです。

レアメタルは貴重な資源!

レアメタルについてご紹介してきました。
レアメタルは私たちが使用している身の回りのものの多くに利用されていますが、大変貴重な物質で生産量はかなり少なく、代替品も開発されていない状況です。いままでは輸入に頼っていたレアメタルも、輸出国の規制により輸入することも大変難しくなってきました。そんな背景からレアメタルのリサイクル事業がいま注目されています。使用済みの小型家電などの製品を集めて、そこからレアメタルを回収することで問題となっている都市鉱山をリサイクルの力で解説しようとしているのです。ご家庭で眠っている小型家電を廃棄したり、そのまま眠らせておいたりせずに再利用しましょう。各市町村や認定事業会社で小型家電の改修をしています。一人ひとりの力で日本の産業・経済を守ることができるのです。

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記事の監修: 産廃のはてな編集部
「産業廃棄物に関する知識をもっと身近に!」をモットーに、産廃関連の疑問点や不明点を解決する情報メディア「産廃のはてな」でライターとして活動。3年以上におよぶブログ運営の情報を発信しています。