「生ゴミの処理が面倒…」
「重たくてゴミ捨てが大変…」
「臭いしコバエがすぐわいてしまう…」など、毎日出る生ゴミは、主婦の悩みの種でもあります。
生ゴミの処理は面倒で、汚臭や虫害の原因にもなり、悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
生ゴミを増やさない方法や、処理の工夫など、家庭で対処できることはたくさんあります。
生ゴミの悪臭や、害虫の発生を抑えるには、家庭用生ゴミ処理機もひとつの方法です。
そこで今回は、生ゴミを処理する方法について紹介しますので、ご家庭に合った方法を見つけて試してみてくださいね。
家庭から出る生ゴミは燃えるごみの約4割を占め、多くの方が家庭での生ゴミトラブルに悩まされています。
生ゴミの悩みには「臭いの問題」「ごみ捨ての面倒さ」「ごみ収集場のカラスやネコの被害」「コバエやゴキブリなどの害虫被害」などがあり、家族が多いと毎日大量の生ゴミが発生してしまいます。
そのため週に2回のごみ収集日では追い付かないので、ごみの日まで自宅で保管しておかなければいけません。
袋を二重にしたり、水切りをしっかりしたりしたつもりでも特に夏場や、湿度の高い日は室内に臭いが充満し、コバエが発生することも…。
生ゴミの処理は家庭の衛生環境や清潔感に大きく影響し、生ゴミの不適切な処理によって家で心地よく過ごせないことにつながります。
小さい赤ちゃんがいる家庭では、虫の発生は衛生面でも不安になりますね?
家で安心して気持ちよく過ごすためには、しっかりと生ゴミの処理をする必要があります。
地域によって「燃えるごみ」と、「生ゴミ」を分別している地域もありますが、どんなものが生ゴミなのでしょうか?
野菜・くだもの等のカットくず・残飯・たまごの殻・肉や魚の骨
小さな貝殻・エビやカニのから
茶がら・コーヒーがら・紅茶のティーパック
未開封の食品の中身
たけのこの皮,スイカの皮,とうもろこしの皮・芯,乾燥させた生ゴミなど
水切り用のネットやビニール袋に入れたまま、新聞紙に包んだ生ゴミも生ゴミとして処理することが可能です。
生ゴミは野菜くずや、調理くず以外に期限切れ食品や食べ残しなども含まれ、分別するポイントは「人間が口に入れて食べても大丈夫かどうか?」ということです。
本来食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」問題も生ゴミの処理に大きく関わっています。
出荷された食料の約30%が廃棄され、そのうちの22%が食品ロスされており、食品ロスも生ゴミを増やす原因となっています。
生ゴミの約80%は水分です。
生ゴミに含まれている水分量を減らすことで、腐敗を防ぎ汚臭を予防することができ、生ゴミの減量化につながります。
臭いを減らすことで、害虫の発生を防げます。
生ゴミの水分量を減らすには水切りするだけでも大きな効果があるといわれています。
水切りの方法として、三角コーナーや水切りネット、水切り用のビニール袋の活用がオススメです。
また、濡れている生ゴミを捨てる際に、ひと絞りすることも効果的です。
水切り以外に新聞紙に包み捨てる・消臭剤の活用などもありますが、まず生ゴミを出さないよう使いきれる分の食材を購入し、食べ残しをしない等、食品ロスを減らす取り組みも大切です。
生ゴミは家庭でのトラブルが多いだけでなく、ごみ処理費用や環境汚染に影響するため各地域では生ゴミを減らす様々な工夫や取り組みが行われています。
生ゴミを減らす取り組みをしている自治体を紹介します。
生ゴミの分別収集によって資源循環型システムの実現を目指している。
宴会時の乾杯後25分間と最後の10分間は、自分の席について料理を食べ、食べ残しを減らす食品ロス削減への啓発運動。
リデュース・リユース・リサイクルに取り組み、市民からのアイデアをTwitterで紹介している。
地域ででる生ゴミを堆肥、液肥にすることでごみの減量に取り組んでいる。
作られた堆肥や液肥は道路脇の花壇に活用したり、集会所の台所やトイレのぬめり取りや消臭に利用。
生ゴミの減量に取り組み、家庭でできるごみ減量の方法としてベランダで堆肥作りの方法や黒土を使った生ゴミ減量方法などを紹介している。
また、生ゴミ処理機購入費について補助がされている。
各自治体で独自の生ゴミを減らす取り組みがされ、多くの自治体で家庭での生ゴミ処理を広めるため生ゴミ処理機・たい肥化容器購入に対して購入の助成金、補助制度が行われています。
例えば、大阪府の生ゴミ処理機助成金額(上限)は岸和田市で20,000円、池田市で30,000円、泉大津市で40,000円となっています。
地域によって補助金を受けるための条件や助成金の金額が異なるため住んでいる自治体への確認が必要です。
お住いの地域で生ゴミ処理機購入費の補助、助成がある場合は生ゴミ処理機の活用がおすすめです。
生ゴミ処理機は、生ゴミ処理の負担の軽減・臭気トラブルの予防といった家庭での処理を楽にし、生ゴミの減量や削減ができ肥料としてリサイクルできるため環境にも優しいといったメリットがあります。
生ゴミ処理機は、乾燥式、バイオ式、消滅式の3種類あり機器によっても屋外に設置するタイプ、屋内で使用するタイプ、電動式、手動式など様々な種類があります。
生ゴミ処理機によって価格やランニングコストも異なるため、ライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
生ゴミ処理機を購入せずに、ダンボールを使って生ゴミ処理容器を作る方法もあります。生ゴミの量が少なめで経費をかけたくない方におすすめの方法です。
ダンボールコンポストは2~3ヵ月使用でき、交換となってもダンボールなので処理の手間がかかりません。
1時間もあれば完成でき、リサイクルやエコの勉強にもなるためお子様の夏休みの工作でも人気が高いアイテムです。
今回は、生ゴミを処理する方法について紹介しました。
生ゴミを減らす努力をしてもどうしても発生してしまい悩みは尽きませんが、生ゴミの量を減らしたりトラブルの予防にはいつでも取り組めます。
一人一人が生ゴミをなるべく出さない、生ゴミ処理機を使って家庭で処理するなどの取り組みをすることで生ゴミの負担の軽減や地球環境の保全にもつながります。
また、生ゴミは工夫することで質の高い堆肥になるため、家庭菜園やガーデニングをされている方にとって堆肥購入のコストを減らせます。
それぞれのライフスタイルに合った生ゴミ処理の方法を試してみてください。
もし生ゴミ処理について分からないことがあれば、自治体の窓口や処理業者へ相談してみることをオススメします。
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